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アサヒ飲料など、オレンジ果汁がアルコール代謝を促進することを発見

日本食品科学工学会 2013年度大会で発表
オレンジ果汁がアルコール代謝を促進することを発見
~果汁に含まれる糖と有機酸による効果であることを確認~



 アサヒ飲料株式会社(本社 東京、社長 本山和夫)は、アサヒグループホールディングス株式会社(本社 東京、社長 泉谷直木)のイノベーション研究所と共同で、オレンジ果汁にアルコール代謝を促進する機能を実験で明らかにし、その機能が果汁に含まれる糖・有機酸による効果であることを確認しました。本研究結果は2013年8月29日(木)から31日(土)に開催された日本食品科学工学会で発表しました。


<研究の背景>
 果実・果汁による生体調節機能について、一般に、血圧改善、抗疲労作用、抗酸化作用などがあることが知られています。今回、アサヒ飲料(株)は、アサヒグループホールディングス(株)がもつアルコールと健康に関する研究を活用し、これまで一般に調査されていない“果汁のアルコール代謝への影響”について、オレンジ果汁に注目し調査しました。


<実験概要>
 オレンジ100%果汁、及びオレンジ3倍濃縮果汁(100%果汁を3倍に濃縮したもの)、及び比較するために水を用意し、それぞれ空腹状態のラットに与えました。30分後、エタノール5%液をラットに与え、1時間後、2時間後の血中アルコール濃度を測定しました。
 さらに、果汁に含まれるどの成分がアルコール代謝に影響を与えるかを調べるために、オレンジ100%果汁、オレンジ3倍濃縮果汁に加えて、糖液、有機酸液、糖・有機酸の混合液(いずれもオレンジ3倍濃縮果汁と同濃度に調整)で、同様に測定しました。


<結果と考察>
 オレンジ100%果汁を与えたラットでは、60分後の血中アルコール濃度が、水と比較して約3割低下しました。またオレンジ3倍濃縮果汁を与えた場合では、水と比較して約8割低下しました。
 糖液、有機酸液、糖・有機酸の混合液で同様の試験を行った場合、糖液、有機酸液では血中アルコール濃度がオレンジ100%果汁と同程度まで低下しました。また糖・有機酸の混合液は、オレンジ3倍濃縮果汁と同程度まで血中アルコール濃度が低下しました。
 以上の結果から、
 (1)オレンジ果汁には、飲酒後の血中アルコール濃度を低下させる機能があり、濃度が高いほど、血中アルコール濃度を低下させる働きが大きいということが明らかになりました。
 (2)飲酒後の血中アルコール濃度を低下させる機能は、果汁に含まれる糖と有機酸による効果と推測されました。栄養吸収により肝臓でのアルコール代謝が促進されるとともに、胃内での滞留時間が長くなり、胃内でのアルコール代謝が進んだためと考察されます。

 今後は、血中アルコール濃度以外の指標を用いて測定を行い、果汁によるアルコール代謝への効果について研究を行う予定です。

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