2013/08/28 Category : 未選択 エーザイ、リンパ系フィラリア症治療薬「ジエチルカルバマジン」がWHOから事前認定を取得 リンパ系フィラリア症治療薬「ジエチルカルバマジン」 世界保健機関より事前認定を取得 -インド・バイザッグの自社工場から世界24の蔓延国への供給を年内に開始- エーザイ株式会社(本社:東京都、社長:内藤晴夫)は、このたび、当社インド・バイザッグ工場で製造するリンパ系フィラリア症治療薬「ジエチルカルバマジンクエン酸塩(略称:DEC)100mg錠」について、世界保健機関(以下WHO)より事前認定(Prequalification)を取得したことを、お知らせします。リンパ系フィラリア症は、顧みられない熱帯病(Neglected Tropical Diseases、以下NTDs)の一つであり、NTDsの治療薬について、製薬企業がWHOによる事前認定を取得した世界で初めてのケースとなります。 当社は、2020年までにNTDs10疾患の制圧をめざす過去最大の国際官民パートナーシップ「ロンドン宣言」に参画しています。リンパ系フィラリア症治療薬DECは世界的に供給不足状態にあり、本疾患の制圧に向けた大きな障害となっています。当社は、ロンドン宣言のもと、高品質なDEC錠22億錠をインド・バイザッグ工場で生産し、2013年から7年間にわたって本疾患の蔓延国に無償提供するという契約をWHOと締結しています。これに基づき、当社は、自社で製剤開発ならびに生物学的同等性試験を実施し、2012年10月にWHOに事前認定申請を行い、申請から10カ月という短期間で認定を取得することができました。今回の認定取得は、当社がリンパ系フィラリア症蔓延国24カ国のリスクにさらされている2.5億人の人々に向けて、自社製造の高品質なDEC錠をお届けし、疾患の制圧に貢献する大変重要なマイルストンになります。今後、WHOの集団投薬プログラムに従い、2013年中にインド・バイザッグ工場よりDEC錠の供給を開始する予定です。 当社は、大グローバリゼーション時代において、開発途上国・新興国の人々の健康福祉の向上に貢献し、これらの国々の経済発展や中間所得層の拡大に寄与することは、将来の市場形成等に向けた長期投資と位置づけています。当社は、NTDsを含むグローバルヘルスにおける課題に積極的に取り組み、世界の患者様とそのご家族のベネフィット向上に貢献してまいります。 以上 PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword