2013/08/30 Category : 未選択 ナノ・ミール、ポリスチレンを材料にした粒径の揃ったナノ粒子を作製する技術を開発 ポリスチレンを材料にした粒径の揃ったナノ粒子を作製する技術を開発 リチウムイオン二次電池などの電極製造向けに 9月2日から国内で販売を開始 光産業創成大学院大学発企業のナノ・ミール株式会社は、発泡スチロールなどの材料に用いられるポリスチレンを材料にした粒径の揃ったナノ粒子を作製する技術を開発し、リチウムイオン二次電池などの電極製造向けに9月2日から国内で販売を開始します。 <製品の概要> 本製品は、真球状でばらつきのない粒度分布を持つ粒径100ナノメートル(ナノは10億分の1、以下nm)から300nmの5種類のポリスチレンナノ粒子です。粒子径が200nmの場合、ばらつきを±20nm(CV値4%)以内に揃えて作製したもので、当社以外には同様な作製技術がなく、リチウムイオン二次電池の電極製作をはじめ、色素増感型太陽電池、燃料電池、光触媒などにも応用が期待されます。 リチウムイオン二次電池は、携帯電話やノートパソコンなどの電子機器だけでなく、ハイブリッドカーや電気自動車などの輸送機器、さらには電力の平準化やスマートグリッドのための蓄電装置など、蓄電・動力源として、利用範囲がますます広がっています。 リチウムイオン二次電池の大容量化には、電極の界面で化学反応し電子を授受して畜電するため、界面面積を大きくする必要があります。電極の面積を大きくするには、電極を多孔質にしています。 本製品を用いて、多孔質の電極を形成するには、数百マイクロメートルの厚さにポリスチレンナノ粒子を自己組織化によって規則正しく配列し、鋳型にして利用します。その鋳型に、二酸化チタンなどの電極材料を隙間に充填した後で、ポリスチレン粒子を焼成などで除き、規則正しい空隙構造を作製することで、大きな表面積が確保できます。 *リチウムイオン二次電池:正極と負極の間をリチウムイオンが移動することで充電や放電を行う二次電池。電極材料として正極にはコバルト酸リチウム、負極には炭素が主に用いられる。両極板の間に電解質で満たされたセパレータが挟まれる。 ※以下、主な仕様などリリース詳細は添付の関連資料を参照 <この件に関するお問い合わせ先> ■一般の方 ナノ・ミール株式会社 代表取締役 内山 昌一 〒431-2102浜松市北区都田町7833-2 TEL:090-4194-1584 FAX:050-3730-9619 E-mail:info@nanomir.com PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword