2013/09/18 Category : 未選択 ポッカサッポロ、レモン果汁の調理機能でホイップクリーム作製に有効など研究成果を発表 ~ホイップクリーム作製に有効~ レモン果汁の調理機能について 「日本調理科学会」「果汁技術研究発表会」で発表 ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社(本社:名古屋市)は、同社中央研究所(愛知県北名古屋市)において、レモン果汁の調理機能に関する有効な知見を見出し、本年8月23日~24日に開催された「日本調理科学会」で発表しました。また、本年9月20日に開催される「果汁技術研究発表会」での発表も予定しております。 当社では、長年に亘る主力事業としてレモン製品を手掛ける一方、レモンの持つ素晴らしい健康価値、調理機能の価値などを発掘・発信すべく様々な研究を行なっています。 今回、レモンの調理機能をテーマとした研究において、生クリームにレモン果汁を加えることでホイップクリーム作製時間の短縮とそのメカニズムや、様々な用途に適した性質のホイップクリームを作れることがわかりました。研究内容の概要は以下のとおりです。 <研究内容の概要> 1.背景 ケーキをはじめお菓子などで使われるホイップクリームは、生クリームを泡立てることで脂肪球が鎖構造を形成し、そのなかに空気を抱き込んでふんわりとしたクリームに変化します。 しかし、「時間と手間がかかる」「水と油脂、タンパク質の分離がおこりやすく、形状を維持しにくい」など、いくつかの課題がある点に着目しました。 当社ではこれまで、レモン果汁によるpHの変化やクエン酸のキレート作用により、多様な調理機能(※1)を発揮することを調べてきました。そこで本研究は、レモン果汁を生クリームへ添加することで、調製時間や物性の変化におよぼす影響について検証を行い、より扱いやすいホイップクリームの作製方法を探索したものです。 2.方法および結果について <方法> ・生クリーム(300ml)に適宜レモン果汁を加え、ハンドミキサーでホイップクリームを調製しました。 (生クリーム300mlは直径18cmのホールケーキ4-5人分の作製に充分な量と想定) ・ホイップはオーバーラン(空気が含まれている度合いを示す指標)の最大を終点としました。 ・ホイップクリームの保型性は、離漿(りしょう:水分分離)量、気泡径、硬さ、動的粘弾性で評価しました。 また、レモン果汁を添加した際の理化学変化としてゼータ電位(粒子の溶媒内での凝集しやすさを示す指標)、粒子径、pHを測定しました。さらに評点法による官能評価を行いました。 *以下、参考資料は添付の関連資料を参照 <学会発表の概要> 演題:「レモン果汁の添加によるホイップクリーム作製時間と物性変化におよぼす影響」 発表者:ポッカサッポロフード&ビバレッジ(株)小平将太 発表日:2013年8月23~24日「日本調理科学会」平成25年度大会(於:奈良女子大学) 演題:「レモン果汁の添加によるホイップクリーム及びメレンゲの作製時間と物性に及ぼす影響」 発表者:ポッカサッポロフード&ビバレッジ(株)小平将太、井上孝司、岡田実紀 発表日:2013年9月20日(金)第56回「果汁技術研究発表会」(於:ヤクルトホール) PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword