「中国が消費者サイドの経済を拡大させるにつれ、投資が一貫して増加を続けており、多くの産業において工場や総合電力アプリケーションの電力を節約するための対策が必要となっています。従って、アジアのOEMやプロセス産業、重工業といった市場における電力制御をめぐる市場機会によって、今回の買収から大きな成長がもたらされる可能性が期待されます。中電圧駆動装置は数多くの大型自動化プロジェクトで欠かせません。これらの駆動装置は資産可用性を最大化するとともに、エネルギー消費量を管理する上で役立ちます。」

今回の買収は、中電圧駆動装置製品の設計・エンジニアリング・製造における傑出した能力を追加することで、アジア太平洋地域のモーター制御市場におけるロックウェル・オートメーションのプレゼンスを強化するものです。さらに、グリッドタイ・インバーター技術も利用できるようになります。九洲電気は7年間にわたってロックウェル・オートメーションの委託製造業者として優れた実績を上げており、独自の顧客基盤も確立しています。

ロックウェル・オートメーション出力制御事業のバイスプレジデント兼ゼネラルマネジャーを務めるMike Laszkiewiczは、次のように述べています。「九洲電気の中電圧駆動装置事業を買収することで、当社の新興市場戦略が加速化します。また買収により中定格出力・高定格出力の製品ラインにおける能力が強化され、極めて重要なアジア太平洋地域における当社の地位が強固なものとなります。」

九洲電気取締役会長のリー・イン博士は、次のように述べています。「当社はロックウェル・オートメーションの委託製造業者として確立した長期的な顧客関係を成長させる取り組みを行っており、今回の買収はこうした取り組みそのものとそれが発展していることを示しています。当社の顧客は、ロックウェル・オートメーションの先進的な製造・研究開発能力、世界規模の流通能力から恩恵を受けることになります。当社の従業員が加わろうとしているのは技術の分野で世界的リーダーとして成功を収めている企業であり、自動化業界において競争力と包括性を備えた製品・サービス群を提供している企業です。当社はロックウェル・オートメーションと成功させてきたビジネス関係を総仕上げしたいと思っています。」

ロックウェル・オートメーションのアジア太平洋地域担当プレジデントを務めるボブ・ラフは、次のように述べています。「中国が消費者サイドの経済を拡大させるにつれ、投資が一貫して増加を続けており、多くの産業において工場や総合電力アプリケーションの電力を節約するための対策が必要となっています。従って、アジアのOEMやプロセス産業、重工業といった市場における電力制御をめぐる市場機会によって、今回の買収から大きな成長がもたらされる可能性が期待されます。中電圧駆動装置は数多くの大型自動化プロジェクトで欠かせません。これらの駆動装置は資産可用性を最大化するとともに、エネルギー消費量を管理する上で役立ちます。」

ロックウェル・オートメーションは中国で従業員1900人以上を雇用し、営業所を35カ所、訓練センターを5カ所に持ち、複数の製造施設、世界的な研究開発センターとソフトウエア開発センターで事業を行っています。また毎年、中国人学生6000人以上が20の省、50以上の大学において、ロックウェル・オートメーションの研究室と受賞歴ある教育プログラムによる訓練を受けています。

九洲電気は電力・石油化学・鉄鋼・冶金・都市機能・セメント・建設の各産業で顧客にサービスを提供しています。同社の中電力事業は、ロックウェル・オートメーションの制御製品＆ソリューション事業部門と足並みをそろえていきます。

ハルビン九洲電気股份有限公司は高性能電気・電子機器の研究開発・製造・販売・サービスに専心しています。中電圧駆動装置・直流電源・開閉装置・風力インバーターなどの製品を手掛けています。2000年の創業で、ハルビンを登記地としています。

ロックウェル・オートメーション（NYSE: ROK）は、産業自動化と産業情報に取り組む世界最大の企業として、顧客の生産性向上と世界の持続可能性に貢献しています。米ウィスコンシン州ミルウォーキーに本社を置くロックウェル・オートメーションは約2万1000人の従業員を擁し、80カ国以上の国々で営業しています。

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