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富士キメラ総研、ライフサイエンス・メディカル関連製品・材料市場の調査結果を発表

バイオ医薬関連、プロテオミクス・ゲノミクス、人工臓器、ディスポーザブル製品、生体適合材料など
ライフサイエンス、メディカル関連製品・材料の市場を調査



■2017年の抗体医薬用アフィニティーゲル市場
2012年比2.9倍の69億円・・・抗体医薬市場の拡大、バイオシミラーの登場に期待

 マーケティング&コンサルテーションの(株)富士キメラ総研(東京都中央区日本橋小伝馬町 社長 田中 一志03-3664-5839)は、2013年5月から6月にかけ、ライフサイエンス及びメディカル分野関連の製品・材料の国内市場(一部の製品・材料については世界市場も捉えた)を調査した。その結果を報告書「2013年 メディカル・ライフサイエンスケミカルの現状と将来展望」にまとめた。


<主な製品・材料国内市場>

1.抗体医薬用アフィニティーゲル【バイオ医薬関連】

 2012年 2017年予測  12年比
 24億円     69億円  2.9倍

 抗体医薬の製造過程で、抗体の精製に用いられるアフィニティクロマトグラフィー(生化学的な性質である特異的親和性を利用する分離法)用のカラム充填剤(ゲル)である。市場は抗体医薬市場に連動する。
 2012年の市場は前年比33.3%増の24億円となった。国内生産二品目となる抗がん剤「ポテリジオ」(協和発酵キリン)が承認されたことから需要が拡大している。
 抗体医薬は、がんや関節リウマチなど、患者数が多く効果的な治療が難しい疾患に対する治療薬として注目されている。2011年頃からバイオプラントの新設も相次いでおり、新規承認の抗体医薬の国内生産が増加すれば市場は拡大すると予想される。また、2014~2016年にかけて、いくつかの大型抗体医薬の特許が切れるが、バイオシミラー(抗体医薬を含むバイオ医薬品のジェネリック)の国内生産が増加すれば、さらに市場拡大が期待される。

2.人工腎臓【人工臓器・整形材料】

 2012年  2017年予測   12年比
 512億円    530億円  103.5%

 人工腎臓(ダイアライザー)は腎不全などで腎臓機能が低下している患者に対して行う血液透析で用いる血液浄化器である。尿毒素の除去や余分な水分の除去など腎臓の一部機能を代替する。
 2012年の市場は前年比0.4%増の512億円となった。保険償還価格の改定の影響を受け微増にとどまったが、透析患者数は年々増加しており、2013年は前年比1.2%増の518億円が見込まれる。
 今後も高齢化の進行によって透析患者数の増加は続くが、保険改定の影響などもあり伸び率は年々鈍化すると見られる。

3.癒着防止フィルム・シート【ディスポーザブル・治療用材料】

 2012年   2017年予測   12年比
 115億円     158億円  137.4%

 手術後組織と健常組織との癒着を避けるため、組織間に貼り付けるフィルム・シートである。癒着防止フィルム・シートは一定期間後に生体に吸収される。適応症例は消化器系の切除、帝王切開、腹部・骨盤空手術などである。
 2012年の市場は前年比11.7%増の115億円となった。保険適用の拡大などを背景に市場は拡大しており、2013年には前年比8.7%増の125億円が見込まれる。適用拡大しているが、必ずしも全ての適用症例に使用されているわけではない。そのため潜在需要はまだあると見られる。また、2016年を目途に、新規参入を目指しているメーカーもあり、今後市場は拡大が加速すると予想される。

4.ウイルス除去膜【膜材料】

 2012年  2017年予測   12年比
 17億円      19億円  111.8%

 ウイルス除去膜は、主に血漿分画製剤、バイオ医薬品の製造工程におけるウイルス分離/除去に用いられる。
 2012年の市場は横ばいの17億円となった。血漿分画製剤製造向けの需要は年により若干の増減はあるもののほぼ横這いとなっているが、バイオ医薬品向けは年率10%程度で拡大している。バイオ医薬品向けは血漿分画製剤向けと比較すると小規模であるため市場の伸びへの寄与はまだ小さいが、今後もさらなる需要拡大が期待される。


<調査結果の概要>

「ライフサイエンス、メディカル関連製品・材料の国内市場」

 2012年    2017年予測    12年比
 5,008億円  5,361億円  107.0%

 調査対象49品目の内、市場が顕在化している(又は2017年までに顕在化するであろう品目)44品目の市場は、2017年に2012年比7.0%増の5,361億円が予測される。
 再生医療やバイオ医薬関連などを対象としたライフサイエンス分野は、国主導の大型研究プロジェクトや新成長戦略の重点投資分野に盛り込まれているものもあり、今後中長期的に成長が期待される。特に拡大が期待されるのは再生医療である。市場規模は小さいが再生医療等製品の条件及び期限付承認制度が創設されれば市場拡大が加速する。また、抗体医薬を主体に、バイオ医薬品の研究開発、および一部で製造・量産が開始されていることから、抗体医薬用アフィニティーゲルやバイオ医薬製造用細胞培養培地などの製造工程で使用されるバイオ医薬関連も堅調な伸びが期待される。一方、人工臓器・整形材料、ディスポーザブル・治療用材料などを対象としたメディカル分野は微増にとどまる。

<調査対象>
 ライフサイエンス分野  再生医療            ・・・8品目  バイオ医薬関連  ・・・7品目
                プロテオミクス・ゲノミクス  ・・・6品目   DDS・他       ・・・4品目
 メディカル分野      人工臓器・整形材料     ・・・6品目   膜材料        ・・・4品目
ディスポーザブル・治療用材料 ・・・10品目 生体適合材料 ・・・4品目

<調査方法>
 富士キメラ総研専門調査員による直接面接調査及び関連情報の収集・分析

<調査期間>
 2013年5月~6月


以上


 資料タイトル :「2013年 メディカル・ライフサイエンスケミカルの現状と将来展望」
 体裁      :A4判 336頁
 価格      :書籍版 120,000円(税込み126,000円)
           CDROM付価格 130,000円(税込み136,500円)
 調査・編集  :株式会社 富士キメラ総研 研究開発本部 第二研究開発部門
           TEL:03-3664-5839 FAX:03-3661-1414
 発行所    :株式会社 富士キメラ総研
           〒103-0001 東京都中央区日本橋小伝馬町12-5 小伝馬町YSビル
           TEL:03-3664-5839(代) FAX:03-3661-1414
           e‐mail:info@fcr.co.jp
           この情報はホームページでもご覧いただけます。
           URL:http://www.group.fuji-keizai.co.jp/ http://www.fcr.co.jp/
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