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帝人、植物由来の生分解性癒着防止ゲル材を開発

腹腔鏡手術への新たなソリューション
植物由来の生分解性癒着防止ゲル材を開発


 帝人株式会社(本社:大阪市中央区、社長:大八木 成男)は、このたび、腹腔鏡手術への新たなソリューションとして貢献が期待される、植物由来成分による生分解性ポリマーを使用したゲル状の癒着防止材を開発しました。

 ※参考画像は、添付の関連資料を参照


 癒着は、外科手術後などに損傷を受けた組織と周辺の組織の間に起こる、本来分離すべき組織が接着してしまうことで、これにより、疼痛や腸閉塞、不妊症といった術後合併症を引き起こしたり、再手術などの際に、一旦癒着した組織を剥がす必要性があることから、手術が困難になることがあります。これに対し、一般的には十分な止血措置や腹腔内の洗浄、手術後においては、早期に歩行を開始することなどにより癒着を防止しますが、血管の多い部位などの手術に際しては、組織間を一定期間隔離するために癒着防止材が使用されます。しかし、現在の癒着防止材は、シートタイプが主流であるため、術野が狭い部位や形状が複雑な部位の手術や、腹腔鏡手術などでは使用が困難とされています。

 このたび当社が開発した癒着防止材は、セルロースを化学修飾したゲル(ゼリー)状の多糖類ポリマーであり、そのため、術野の狭い部位や形状が複雑な部位にも使用することができます。また、腹腔鏡手術専用の器具も併せて開発を進めており、腹腔鏡手術での使用も期待されます。さらに、この癒着防止ゲル材は、植物由来の生分解性ポリマーであるため、数日間で生体内に吸収され、除去する必要がありません。既に動物実験により癒着防止効果を確認しており、2020年までの実用化を目指して開発を進めています。

 当社は、素材技術とヘルスケア技術との融合により、新規ヘルスケア事業の創出を目指しており、今後さらに新規ヘルスケア事業の事業化を加速していきます。
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