2013/12/13 Category : 未選択 日本ガイシ、自動車排ガス浄化用触媒担体「ハニセラム」の生産ラインを増設 石川工場にハニセラムの最新鋭生産ラインを増設 日本ガイシ株式会社(社長:加藤太郎、本社:名古屋市)はこのほど、自動車排ガス浄化用触媒担体「ハニセラム(R)」の生産拠点である石川工場(石川県能美市)に、生産性が高く、環境負荷の低い最新鋭の生産ラインを増設することを決定しました。 石川工場は拡大するハニセラムの需要に対応するため、本社工場(名古屋市)に次ぐ国内第2の生産拠点として2011年に操業を開始しました。現在の生産能力は年間800万個で、新製品の量産立ち上げと新技術の開発の一翼を担っています。また、自然災害などの不測の事態が発生した場合に製品の安定供給を確保する上でも重要な役割を果たしています。 今回、石川工場の既設建屋内に年間500万個の生産能力を持つ一貫生産ラインを増設するほか、敷地内に倉庫・出荷エリアとして建屋を増築します。投資額は約30億円、稼働開始予定は2015年7月です。 新たに増設する設備には、省スペース・省人・省エネルギーを狙って開発した最先端の生産技術を投入します。従来の設備に比べ、面積当たりの生産量が約2倍となるほか、CO2排出量を約30%(年間2700トン)削減することができ、高い生産性と低い環境負荷を実現します。 当社は国際競争力を確保するため、2009年度から「ものづくり構造革新」に取り組んできました。その成果である最先端の生産技術を石川工場に投入し、国内での生産と雇用を維持します。また、石川工場を海外の生産拠点に最先端の生産技術を展開するマザープラントとして機能させることで、新興国をはじめとする世界市場での競争力を確保していきます。 ハニセラムは自動車の排ガス中の有害物質を化学反応によって無害化させる触媒を保持するためのハニカム(蜂の巣状)構造の多孔質セラミックスです。当社は世界的な排ガス規制の強化に対応するため高性能品を積極的に開発・投入しています。世界8カ国にわたるグローバルな生産体制で世界中の主要な自動車メーカーのほとんどに供給しており、1976年の量産開始以来の生産累計は10億個以上に達しています。<設備投資の概要> 投資額:約30億円 増築面積:4300平方メートル (倉庫・出荷エリア) 生産能力:500万個/年 工事開始:2014年5月 稼動開始:2015年7月 新規雇用数:約30人 PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword