「IBM Security zSecure Suite」は、IBMメインフレームを基盤とする企業の基幹システム向けに特化した、より高いレベルのセキュリティーを実現するためのコンポーネントを統合したソフトウェア製品群です。IBM独自のリソース・アクセス管理機能(RACF;Resource Access Control Facility)を基盤に、ユーザーの識別と認証、リソース・アクセス制御、および監査の強化などの機能を実装しています。また、きめ細かなセキュリティー・ポリシーの設定と適用、システム内のリアルタイムでのモニタリングと潜在的な脅威の検出、レポート作成の自動化などの機能を包括的に提供しています。
本日発表する最新版「IBM Security zSecure Suite V2.1」は、モバイルやクラウドなどの普及により多様化・複雑化する企業のシステムや、高度化するセキュリティーの脅威へ対応できる、機密情報の漏洩の可能性や痕跡をいち早く発見し迅速な対応につなげるための機能の強化を実施しています。システムやセキュリティーの管理者の負担を軽減しながら、銀行や保険業界などのセキュリティー基準にも対応する高いレベルのセキュリティーを実現できます。
そして、機密情報を扱うシステム向けの監査機能を強化しています。多角的な情報の分析をもとにしたセキュリティー・コンプライアンス・レポートの作成、ならびに分析結果をもとに機密情報の漏洩の自動検出を行う監査機能を提供します。さらに、アメリカ国防情報システム局のセキュリティー技術導入ガイド(DISA-STIG)やクレジットカード業界のセキュリティー基準であるPCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standard)用のインターフェースも用意されており、これらの基準に合致したレポートの作成を簡素化することもできます。
注:
* IBM and Ponemon Survey of 265 C-Level Executives”The Source of Greatest Risk to Sensitive Data”(2012年2月発行)参照。
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