2013/08/23 Category : 未選択 日清食品HD、コロンビアでインスタントラーメン輸入販売などの現地法人を設立 コロンビア現地法人設立及び製品販売開始に関するお知らせ 日清食品ホールディングス株式会社(社長・CEO:安藤 宏基)は、コロンビア共和国(以下、コロンビア)において現地法人「コロンビア日清」を独資で設立し、今月(2013年8月)より同国でインスタントラーメンの販売を開始しました。 記 1.コロンビアへの現地法人設立の背景と目的 インスタントラーメンの世界総需要は年々増加し続けており、2012年に1,000億食を突破しました。その成長を牽引しているのは南米地域を含む新興国であり、所得水準の向上や生活スタイルの変化などを背景に、今後もより一層の伸長が期待されています。 当社は、本年4月30日に発表した「日清食品グループ 中期経営計画2015」において、2015年に約1,000億円の海外売上高を目標として掲げており、本件も中期経営計画の達成に向けた重要なアクションの1つとして位置づけています。 コロンビアは約4,600万人(南米ではブラジルに次ぐ第2位)の人口を有しており、出生率も高いことから、2020年までに人口が5,000万人を超えると推測されています。また、近年では治安の改善が著しく、それに伴って経済も堅調に伸長しているため、コロンビアのGDPは数年のうちにアルゼンチンを抜き、南米第2位になると見込まれています。さらに、平均年齢が約30歳と若く、一人当たりGDP(名目)が7,000ドルを超えて個人消費も活発化しています。 コロンビアにはインスタントラーメンを製造している会社がなく、まだ市場は形成されていません。しかしながら、都市部では経済成長に伴って生活スタイルが変化し、食事に簡便性が求められ始めています。さらに、パスタなどの麺食文化が普及していることや、伝統的に多様なスープ文化(アヒアコ(*1)、サンコチョ(*2))が存在していることから、インスタントラーメンの潜在需要が高く、将来的には年間4億食を超える市場になると判断しています。 *1 アヒアコ :チキンベースの具だくさんのスープ料理で、ボゴタの伝統的料理。 *2 サンコチョ:中南米全般でよく食べられている具だくさんのスープ料理。 チキンベース、ビーフベース、魚ベースの味付けがある。 2.製品の概要 コロンビアの食文化、味の嗜好などに合わせ、同国市場向けに新しく開発しました。 当面の間は、当社の子会社であるアメリカ日清から製品を輸入して販売します。 (コロンビアとアメリカはFTAを締結しているため非関税です) [1]カップ麺 (1)製品名:「CUP NOODLES」 (2)フレーバー: 1)地鶏味(Gallina):香味野菜の風味とGallina(雌鶏)の旨みを特徴としたオリジナルフレーバー 2)チキン味(Pollo):チキンミートとチキンファットの旨みが調和したコクのある味わい 3)ビーフ味(Carne):ビーフの旨みが効いたコクのある味わい (3)麺:短くカットしスプーンでスープと一緒に食べられる「CHOP麺」 (コロンビアにはスープに入った長い麺を食べる習慣がないため) (4)調理方法:お湯かけでも電子レンジでも調理可能 (5)想定小売価格:2,00Opeso~2,500peso※約110円~140円 【パッケージデザイン】 ○添付の関連資料「参考画像1」を参照 [2]袋麺 (1)製品名:「NISSIN」 (2)フレーバー:地鶏味、チキン味、ビーフ味の3種類(味付けはカップ麺と同様) (3)特徴:コロンビア向けに新たにデザインされた鮮やかなパッケージ (4)調理方法:煮炊き調理 (5)想定小売価格:1,00Opeso~1,500peso※約55円~85円 【パッケージデザイン】 ○添付の関連資料「参考画像2」を参照 3.周辺諸国への展開について 約4億人の人口を抱える南米地域において、当社はブラジルの日清味の素アリメントスを通じ、ブラジルとアルゼンチンで事業を展開しています。 南米地域は人口の増加が見込まれており、未開拓の要素が多く残されている市場であることから、コロンビアとその周辺諸国を合わせた潜在需要は年間12億食に上ると考えています。 当社グループでは、永年培ってきた技術力を活かしながら、消費者ニーズに合った商品を開発し、コロンビア日清を拠点に南米の周辺諸国へ展開していきます。 4.新会社の概要 名称:「NISSIN FOODS DE COLOMBIA S.A.S.」(呼称:コロンビア日清) 主な事業内容:コロンビア国内でのインスタントラーメンの輸入販売 南米周辺諸国への輸出販売 設立年月日:2013年3月12日 本社所在地:コロンビア共和国 ボゴタ市 資本金:10,657百万コロンビアペソ※約5.8億円 代表者:福島 伸一 出資比率:日清食品ホールディングス 100% 5.今後の見通し 本事業による、2014年3月期の当社の連結業績に与える影響は軽微です。 PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword