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村田製作所、微量物質の簡単検出を実現する「金属メッシュデバイス」を開発

世界初! 微量物質の簡単検出を実現
マイクロメートルオーダー構造「金属メッシュデバイス」の開発について

 *参考画像は添付の関連資料を参照

<要旨>
 株式会社村田製作所は、世界で初めて微量物質の簡単検出を実現する「金属メッシュデバイス」を開発しました。マイクロメートルオーダーの微細構造でありながら、機械強度をあわせ持った独自構造を採用しています。

 なお、9月4日~9月6日まで幕張メッセで開催されるアジア最大の分析・科学機器の祭典「JASIS(http://www.jasis.jp/2013/index.html)」にて展示します。


<背景>
 当社では、中期経営計画のなかで、自動車市場、環境・エネルギー市場、ヘルスケア市場を新規アプリケーション市場と位置づけ、今後の発展分野として注力しています。このなかのヘルスケア市場をはじめ、食品、環境、研究支援などの市場では、微量物質を検出する際、作業の複雑さや時間当たりの検出回数の少なさ、高額なチップによる高コストなどが課題となっています。そこで当社は、技術・事業開発本部次世代技術研究所にて、新技術である金属メッシュデバイスを用いた微量物質検出技術を開発し、全く新しいコンセプトの微量物質「簡単検出」を実現しました。

 この技術では、金属メッシュデバイスの周波数特性から、金属メッシュデバイスに付着した被検出物の有無や量(要検量線)を簡単に短時間で知ることができます。また、金属メッシュデバイスが持つマイクロメートルオーダーの微細構造は、微量物質検出用途だけでなく、大きさによって物質を分ける篩(ふるい)としても活用可能です。これほど微細な構造を持ち、孔サイズの揃った篩はこれまでになく、微小な物質の精度の高い篩い分けに貢献します。

 なお、本開発は、京都大学小川雄一博士、九州大学三浦佳子博士、大阪市立大学菜嶋茂喜博士、長浜バイオ大学長谷川慎博士、との共同研究による成果です。


<特徴>
 ・電子部品開発で培った当社独自の設計(微細構造と機械強度の実現)
 ・マイクロメートルオーダーの微細構造や薄膜の加工技術
 ・世界初の微量物質「簡単検出」の提案


<用途>
 ・「簡単」微量物質検出用デバイス
   例:液滴、分子結合(抗体-抗原反応など)、細胞、PM2.5などの検出
 ・大きさによって物質を分ける篩(ふるい)
   例:粉体や生体試料などの分級


<仕組み>
 金属メッシュデバイスに物質が付着すると、金属メッシュデバイス表面での電磁波共振形態が影響を受け、電磁波応答が変化します。この電磁波応答を測定することで、物質を検出することができます。電磁波応答の変化量は、金属メッシュデバイス上にある物質の量と相関があるため、予め検量線を得ておけば相対定量も行うことができます。

 この電磁波応答の測定は簡単・手軽で短時間に行うことができ、測定システムは小型化やアレイ化も可能です。

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