2013/09/05 Category : 未選択 NECソフトウェア東北など、クラウド試作環境「東北新生SaaSラボ」を提供開始 東北IT新生コンソーシアム、東北地域のIT企業向けに クラウド試作環境「東北新生SaaSラボ」の無償提供を開始 このたび、東北IT新生コンソーシアム(理事長:安達 文幸/東北大学大学院工学研究科教授IIS研究センター長、理事:岡本 路夫/NECソフトウェア東北株式会社 代表取締役社長、早坂 栄二/東北インフォメーション・システムズ株式会社 取締役社長、森 悦郎/株式会社日立ソリューションズ東日本 取締役社長、八田 信/株式会社富士通システムズ・イースト 取締役 執行役員常務)は、無償で利用できるクラウド試作環境「東北新生SaaSラボ」を立上げ、本日より提供を開始しました。 東日本大震災以降、東北では被災した企業のIT投資が減少しており、多くのIT企業はソフトウェア開発請負事業からクラウド事業への転換を迫られています。しかし、クラウド事業に踏み出すには、資金面、技術面、販売面の障壁が高く、単独では推進が難しいのが現状です。 こうした現状を踏まえ、東北IT新生コンソーシアムでは、2014年2月末日までの期間限定で、東北地域の IT企業を対象に新サービスの立上げ支援を目的として、クラウドアプリケーションの試作と検証を行えるクラウド環境「東北新生SaaSラボ」の提供を開始しました。 本環境は、クラウドアプリケーションの試作と検証を行えるだけでなく、東北大学からの技術シーズ提供やコンソーシアムの会員企業から、技術的な課題の解決や市場性評価など、自社に不足しているノウハウの提供を受けることができます。 「東北新生SaaSラボ」は、既に複数社の利用が決まっており、ファーストユーザーとして仙台市に拠点を構える株式会社トレックが、デイケア事業者向けの送迎計画立案・運行管理システム「うぇるなび」の検証に利用します。「うぇるなび」は、デイサービスを受ける利用者の要望に沿った送迎計画を立案し送迎スタッフのモバイル端末にルート地図を配信するクラウドアプリケーションです。今後の計画として、送迎車の運行状況を管理する機能の追加も検討しています。同社は、「現場ニーズおよびユーザーの意見収集」「インターネット環境での性能評価」などを行い、2014年の商用化を目指します。 今後、東北IT新生コンソーシアムは、「東北新生SaaSラボ」の利用企業を増やすとともに、東北地域における産学官連携でのクラウド商用環境の実現を目指します。 また、震災から5年目となる2016年を目処に、東北地域のIT企業のクラウド事業への転換と東北地域の産業およびIT企業全体の競争力向上に貢献してまいります。 ■「東北新生SaaSラボ」について クラウドアプリケーションの試作を行う目的に特化したクラウドシステムです。 通常、クラウドシステムの利用には月額の利用料が発生しますが、「東北新生SaaSラボ」を利用すると無償で 試作・検証ができ、クラウドサービス開発の費用を抑制できます。 また、クラウドシステムの稼働監視やデータのバックアップ等の機能が標準提供されるため、運用管理の効率化が図れ、利用企業はクラウドアプリケーションの試作・検証に専念することができます。 さらに、商品企画立案、マーケティング、試作や評価の支援など、東北IT新生コンソーシアムの会員企業や東北大学より、試作から事業化に至るまでの一連の支援を受けることが可能です。 PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword