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NTT、新たなアプリケーションの開拓を推進する「エッジコンピューティング構想」を策定

高レスポンスやビッグデータ処理が要求される
新たなアプリケーションの開拓を推進する「エッジコンピューティング構想」を策定
~アプリ処理を高速化するクラウド技術「分散型Web実行プラットフォーム」を開発~


 日本電信電話株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:鵜浦 博夫、以下NTT)は、ICTを通じてパートナーの方々とコラボレーションすることで新たな価値を提供していく「新たなステージ」の実現に向け、スマートフォンなど端末の近くにあるエッジサーバに処理を分散させることで、地球規模で集中的配備された従来のクラウドコンピューティング環境と比べて通信遅延を最大100分の1に短縮するとともに、端末の負荷や膨大なM2Mデバイス等のトラフィックを軽減する技術の実現を目指す「エッジコンピューティング構想」を策定しました。

 これにより、従来のクラウド技術では実現が難しかったリアルタイム性を要求するサービス(例:ゲーム、交通制御)や、サーバとの通信の頻度・量が多いビッグデータ処理(例:M2Mなどのセンシング)などの新たな領域で、サービス事業者の先進的なサービス、ICT技術のイノベーションを加速させてまいります。

<第一弾:「分散型Web実行プラットフォーム」の開発>
 今回、「エッジコンピューティング構想」の第1弾として、スマートフォンやPCなどで実行するアプリケーションのレスポンス速度を高速化するクラウド技術「分散型Web実行プラットフォーム」を開発しました。
 本技術では、現在増加しているWebアプリケーションをエッジサーバ上で実行することを可能とします。その結果、開発者が急増しているHTMLによるアプリケーションをエッジコンピューティングにより提供することができます。さらに、現在の地球規模で集中的配備されたクラウドでアプリケーションを実行する場合と比べて、通信遅延を最大約100分の1に短縮した高レスポンスを実現します。
 今後、本プラットフォーム技術の様々なサービス事業者等への提供を通じて、サービスのコラボレーション・イノベーションを加速してまいります。また、今後、この新クラウド技術を「エッジコンピューティング構想」として、世界の通信事業者やクラウド事業者などに提唱し、本技術の発展・普及を図ってまいります。

■従来のクラウド技術
 従来、スマートフォンなどでアプリケーションを実行する際、端末は、遠隔地に設置されたクラウドとの間でデータ通信を行います。その際、クラウドとの物理的距離が離れるほどに、主に光の伝搬速度に起因する通信遅延が増大していきます(※)。
 ※参考:一般的には、1kmの距離に対して約5μ秒の通信遅延が発生します。

■開発したクラウド技術
(1)エッジサーバを近接設置
 ユーザと物理的に近い場所に小規模なエッジサーバを設置し、距離を短縮することで、通信遅延を最大100分の1に短縮し、高いリアルタイム性が求められるアプリケーションの実現を可能とします。

(2)エッジサーバで分散処理
 従来、スマートフォンなどの端末側で行っていた処理機能を、エッジサーバに分散処理させることで、端末の性能によらない、高速なアプリケーション処理が可能になります。
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