通信事業者および大企業ネットワーク向け先進ICソリューションの大手プロバイダのVitesse Semiconductor Corporation (NASDAQ: VTSS)は、キャリアイーサネットスイッチエンジンポートフォリオを拡張し、MEF CE 2.0に準拠しながらパブリックおよびプライベートクラウドネットワーク経由でビジネスサービスを提供するターンキーのシングルチップソリューションのJaguar-2(TM) (VSC7468)を発表しました。Jaguar-2にはVitesse Service Aware Architecture (ViSAA(TM))が搭載され、イーサネットベースのビジネスサービスをオンデマンドでリモートにプロビジョニングし、問題をモニターし解決するために、ワイヤスピードのRF2544およびY.1564などの業界で最も先進的なOAM (Operations, Administration and Maintenance)とSAT (Service Activation Testing)を提供します。この非常に粒度の高いレベルの制御により、通信事業者はサービスオファリングをすぐに収益化できます。
MEF Carrier Ethernet仕様をサポートする能力は、今日のネットワークのサービスプロバイダ設備でチェックリスト項目となっています。Jaguar-2は、ますます競争の激化する市場で、これらの機能をハードウェアに組み込み、通信事業者がサービスオファリングの差別化と収益化をする方法を根本的に変更することで、これらの要件を提供します。最近の市場分析は、グローバルイーサネットの帯域幅は2012年のレガシーデータ帯域幅を上回っていることから、イーサネットがビジネス接続に望ましいプロトコルであると述べています。Vertical Systems Groupによれば、イーサネットサービス市場は2017年までに490億米ドルを超えると予測しています。この成長を推進しているのは、教育、ヘルスケア、金融サービス、政府自治体などから、従来のITやエンタプライズサービスまでの業界のクラウドベースのアプリケーションとデータサービス用の動的な高速帯域幅の需要です。
「イーサネットビジネスサービスは、通信事業者、ケーブルMSO、キャリアイーサネット小売業者などのサービスプロバイダにとって戦略的な収益推進要因で、市場の競合はますます激化しています。」と、Vertical Systems Groupリサーチサービス部長のErin Dunneは述べました。「サービスプロバイダは、サービスの収益性を上げ、広範なSLA要件に対応するオファリングを差別化する方法を探しています。」
「企業はますますアプリケーションとデータサービスをクラウドにアウトソースするようになっており、イーサネット接続は今までにないほど重要になっています。」と、Vitesse製品マーケティング担当VPのUday Mudoiは述べました。「Vitesseのキャリアイーサネットスイッチエンジンポートフォリオの第3世代であるJaguar-2 with ViSAAにより、これまでにないレベルのリモートプロビジョニング、モニタリング、およびトラブルシューティング機能が、サービスプロバイダのネットワークアクセス設備で実現します。このような粒度の高いレベルの制御は、サービスプロバイダがサービスを収益化する方法を根本的に変え、新しい収益機会を創出します。