産業用立体造形装置は、材料を薄く敷き詰めて任意の形状に硬化し、その上にさらに材料を薄く敷き詰めて任意の部分を硬化するという工程を繰り返すことで、積層的に立体造形を行う装置です。樹脂溶液を用いる光造形と、石膏やセラミックなどの粉末を用いる粉末造形、粉末造形の一種で金属粉末を用いる金属粉末造形の3つに大別されます。 キヤノンMJは、このほど3D SYSTEMS社と同社製産業用立体造形装置の国内販売契約を締結し、光造形装置の“iPro 8000/9000”および“ProJet 6000/7000”、粉末造形装置の“sPro 60/140/230”、金属粉末造形装置の“Phenix Systems PXL/PXM/PXS”および“sPro Direct Metal Systems”の計11機種の販売を開始します。金属粉末造形装置“Phenix Systems PXL/PXM/PXS”については、キヤノンMJが国内初の販売代理店として国内市場に投入します。