2013/12/13 Category : 未選択 ダイキン、熱回収効率が向上したビル用マルチエアコン/冷暖フリータイプを発売 新熱交換器と、きめ細かな冷媒制御技術の採用により、熱回収効率を向上ビル用マルチエアコン 冷暖フリータイプ『Ve-up R』シリーズを新発売 ダイキン工業株式会社は、同時に冷房と暖房ができる冷暖フリータイプのビル用マルチエアコン『Ve-up R(ヴィアップフォーアール)』シリーズを2014年3月25日より発売します。(高効率シリーズ28.0kW~85.0kW 全10機種/標準シリーズ22.4kW~150.0kW 全24機種) 本商品は、上下2分割構造の新熱交換器の採用と、電動弁やファン等を連動させて冷媒を調整する新制御により、冷房と暖房を同時に運転した時の熱回収効率を大幅に向上しました。従来機より放熱ロスが少なく、省エネな運転が可能です。 また、室内ユニット毎に冷房運転と暖房運転を切り換えるために必要な「BSユニット(冷暖切換ユニット)」のラインアップを拡充し、設計や施工の自由度を高めました。 さらに、省エネ・節電ニーズに対応して、独自の冷媒温度制御により圧縮機の消費電力を抑える「省エネチューニング機能」を搭載し、冷やしすぎや暖めすぎを防ぎ、省エネと快適性を両立します。【商品の特長】1.新構造の熱交換器の採用と、きめ細かな冷媒制御により、熱回収効率を大幅に向上 室外ユニットに上下2分割構造の新熱交換器を採用することで、冷房運転時の排熱を暖房運転で効率的に利用し、ロスの少ない最適な運転が可能となりました。また、熱交換器、電動弁、ファン、圧縮機を連動させて冷媒を制御する「HRL制御」(※1)を新しく導入し、無駄な熱のやり取りを減らして熱回収の効率を大幅に向上しました。これらの組み合わせにより高効率化を実現し、冷暖同時運転時のCOP7.0(※2)を達成しています。これは冷房のみ運転する場合の約2倍にあたる高効率運転(※3)となります。2.「BSユニット(冷暖切換ユニット)」のラインアップ充実で、設計自由度を拡大 冷房・暖房を切り換える「BSユニット」において、集約して配管接続ができる集合タイプ(※4)を、従来の2種類・最大6分岐から、6種類・最大16分岐までラインアップを広げました。同時に、コンパクト・軽量化を実現し、6分岐タイプは従来に比べて、容積で約65%、重量で約68%削減しています。 これらにより、ユニットの吊り込みや配管の接続にかかる工数を減らすことで、施工費用の削減が見込めます。また、コンパクトで省スペースな個別タイプ(※4)の「BSユニット」との組み合わせにより、建物の構造や部屋の配置等に柔軟に対応したフレキシブルな設備設計が可能です。3.快適性を損なわずに消費電力を削減する「省エネチューニング機能」を搭載 快適性を損ねることなく省エネ性を向上させることができ、『Ve-up IV』シリーズでも好評の「省エネチューニング機能」を搭載しました。省エネの必要性に応じてユーザーがチューニング設定(※5)をすることにより、圧縮機の運転能力を抑え、冷房時に消費電力を約10%低減(※6)することが可能です。冷暖房負荷が高い時にはピーク電力の抑制・節電に貢献し、負荷が低い中間期には、冷やしすぎ・暖めすぎを防いで室温変化の少ない空調を実現します。【価格・発売時期】 *添付の関連資料を参照【開発の背景】 近年、OA機器や日射の影響で空調負荷が変化するオフィスビルや、部屋毎にニーズの異なるテナントビル、ホテル等で、冷房・暖房にフレキシブルに対応できる空調機の採用が増加しています。一方で、省エネ・節電意識が高まる中、ビル設備において消費エネルギーの約4割(※7)を占める空調機は、ますます省エネ性が求められています。 当社は、冷暖同時運転のニーズに応えるだけでなく、エネルギーの有効活用として排熱回収効率を向上する事でエネルギーの無駄を大幅に減らし、省エネ性を高めた本商品を開発しました。あわせて快適性を維持した節電へのニーズに応えるため、独自の空調制御ノウハウを活かした「省エネチューニング機能」を搭載することで、運転時の無駄を排除し、機器の省エネ性を最大限に発揮します。これらにより、空調機におけるエネルギー消費量の削減・節電に大きく貢献します。 ※1:HRLはHeat Recovery Linkの略 熱交換器、ファン、圧縮機、電動弁が連動し、消費電力を下げるように冷媒の状態を調整することで、熱回収効率を上げる制御 ※2:標準シリーズ14馬力室外ユニット天井埋込カセット形室内ユニット「センシングフロー」接続時において 外気温度16℃DB/12℃WB、室内温度23.5℃DB/17.5℃WBとしたときに[(冷房能力+暖房能力)/消費電力]の計算される値 ※3:定格冷房COP[(冷房能力/消費電力)で計算される値]との比較において ※4:集合タイプ:室外側配管1系統に対して、室内側配管を多数に分岐する事が可能なユニット冷房・暖房の切換は分岐口単位 個別タイプ:室外側配管1系統に対して、室内側配管も1分岐となるユニット冷房・暖房の切換はユニット単位 ※5:現地スイッチ等にて室外ユニット制御基板への接点入力を行う事で、冷暖房時に冷媒の目標制御温度を省エネとなるようシフトさせます ※6:当社実機検証結果による。設置条件、運転条件により効果は異なります ※7:出典:(財)省エネルギーセンター「平成19年度(2007年度)版ビルの省エネルギーガイドブック」事務所ビルにおいて PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword