2013/11/13 Category : 未選択 図研エルミック、台湾の大手EMS企業とカーディスプレーを共同開発 図研エルミックが台湾の大手EMS企業とカーディスプレイを共同開発 ~MirrorLinkTM機能を備えたカーディスプレイシステムを発表~ 図研エルミック株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:朝倉尉 マザーズ:4770)は、台湾の大手EMS企業であるQuanta Storage Inc.(以下QSI)と、MirrorLink機能を備えたカーディスプレイシステムを共同で開発しました。開発されたシステムは、QSIのカーディスプレイAVN002(写真)の最新機種として、QSIから主に中国、欧州の自動車メーカーに拡販されます。 ※製品画像は添付の関連資料を参照 <MirrorLink> MirrorLinkはCar Connectivity Consortium(以下、CCC)が定める、カーディスプレイとスマートフォンを双方向でつなぐ標準通信規格です(図)。 図研エルミックは、CCCに加盟し、MirrorLink規格をいちはやくミドルウェアライブラリ「Ze-PRO Mirror」として提供しています。 QSIのAVN002はビルトイン型のカーディスプレイですが、MirrorLink技術を導入することにより、スマートフォンとの連携が可能となり、AVN002にスマートフォン画像を表示したり、逆にAVN002の画面でスマートフォンを操作することが可能になります。今回の共同開発では、図研エルミックがZe-PRO Mirrorの組込みを含む、AVN002へのMirrorLink実装を全て担当しました。 ※参考画像は、添付の関連資料を参照 <共同開発の意味> 現時点でのMirrorLink規格では、スマートフォンとディスプレイはUSBケーブルで接続されます。その為、動画コンテンツに関してはUSBバンド幅がネックとなり、フレームレートが低く、車載ディスプレイでの表示に遅延が生じるという欠点があります。QSIと図研エルミックでは、共同開発を通じた両社の技術協力によりこの問題を解決し、AVN002ではスムーズな動画の表示を可能にしました。 中国市場への強力なパイプを保有しているQSIとの提携により、図研エルミックは中国でのミドルウェア拡販の足がかりを得ました。また、中国市場に進出している日本の自動車関連メーカーも、台湾のEMS企業を頻繁に活用している状況であり、これらの日系メーカーにとっても日本で開発されたミドルウェアが搭載されているという点で、QSIのシステムをより安心して使っていただけます。図研エルミックでは、今回の共同開発を成功例として、ネットワーク関連の各種ミドルウェアを、台湾のEMS企業に広げていきたいと考えています。 MirrorLinkに対応したAVN002は、10月より欧州各国の車メーカーへ紹介を開始しております。また、今月20日から横浜で開催される組込み総合技術展(ET2013)で、図研エルミックブースで展示されます。 -図研エルミックについて- 図研エルミックは、東京証券取引所マザース市場に上場し、資本金は12億2百万円です。 TCP/IP、RTP、MirrorLinkやONVIFといった、組込みシステムに必要なネットワーク・画像・通信関係の規格において、要素技術から応用技術まで幅広く取り組み、ミドルウェアライブラリやモジュールなど、お客様が使いやすい素材に変えて提供します。 PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword