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富士経済、トイレタリー用品92品目の国内市場調査結果を発表

自動車用芳香・消臭剤の新展開に注目
トイレタリー用品92品目の国内市場を調査



―2013年市場見込み(前年比)二桁成長品目―
 ●自動車用芳香・消臭剤(消臭機能型)105億円(64.1%増)主婦層を掴む新チャネル展開
 ●家庭用マスク(不織布タイプ)206億円(24.1%増)中国PM2.5問題で
 ●冷用枕(ソフトタイプ)25億円(25.0%増)使用シーン拡大に課題


  総合マーケティングビジネスの株式会社富士経済(東京都中央区日本橋小伝馬町 社長 阿部 界 03-3664-5811)は、2013年4月から8月に かけ、3回に分けてトイレタリー用品92品目の国内市場を調査した。その結果を報告書「トイレタリーグッヅマーケティング要覧 2013」No.1、 No.2、No.3にまとめた。
 No.1では、合成洗剤など衣料分野16品目、制汗剤などスキンケア分野8品目、室内用芳香・消臭剤などハウス ホールド分野7品目の計3分野31品目を調査・分析した。No.2では、シャンプーなどバス分野12品目、歯ブラシなどオーラルケア分野6品目、トイレッ トペーパーなどトイレ分野4品目、冷用枕、使い捨てカイロなどベビー・その他分野8品目の計4分野30品目を調査・分析した。No.3では、台所用洗剤な どキッチン分野18品目、ハエ・蚊用など殺虫剤分野5品目、大人用紙おむつなどサニタリー分野8品目の計3分野31品目を調査・分析した。


<調査の概要>
■トイレタリー用品92品目の市場

         2012年     前年比   2013年見込   前年比
 全体   2兆584億円   99.9%   2兆790億円   101.0%

  13年に入り、トイレタリー用品市場はメーカー各社が新剤型や付加価値を訴求した新商品を投入するにつれ、小売店ではそれら利益率の高い商材に注力する傾 向がみられ、需要を獲得すると共に単価アップに繋がるなど好調な品目もみられる。一方、寡占市場が多い分野では、依然として価格競争など厳しい環境が続い ている。13年は家庭用マスクがPM2.5問題の影響から高い伸びを示すことが確実視されており、また柔軟仕上剤や衣料用消臭スプレーなどは"香り"を キーワードとした提案が積極的に行われ拡大が期待される。

 主要品目について12年から13年に掛けての動向を見ると、
 12年は、ファブリックケア市場で"香り"訴求の商品の増加による単価アップで柔軟仕上剤や衣料用消臭スプレーなどが好調に推移した一方、ファブリックケア市場で約5割を占める合成洗剤が単価下落により前年を割り込んだ。
 スキンケア市場は、家庭用マスクの需要が高まり大きく伸びた他、ウェットティシュ、替刃などが好調に推移した。一方、季節商材の制汗剤や汗拭きシートは天候不順から気温上昇が例年よりも遅れたため実績を落とした。
 同じく夏の商材である冷用枕、冷却シート・パック、冷感スプレー市場も縮小となった。また、冬の商材の使い捨てカイロは、気温が例年よりも低かったことから市場は拡大となった。
  キッチン市場は、台所用洗剤が上位メーカーによる商品のテコ入れや新規参入、食器洗い(乾燥)機専用洗剤が新剤型の投入で共に実績を回復した。ラッピング フィルムは原材料価格の高止まりを受け小売店の店頭価格ならびに実績は安定したが、パイプクリーナーやキッチンクリーナーは単価下落により伸び悩んだ。
  サニタリー市場は、大人用紙おむつが高齢者人口の増加やパンツタイプとパッドタイプの併用で好調に推移したものの、ベビー用紙おむつと生理用品は対象人口 の減少もあり伸び悩んだ。また軽失禁ライナー・ナプキン(パッド)は20代女性などエントリーユーザーが購入しやすいパッケージ、売場作りに注力したこと で実績を拡大している。


<注目される市場>
1.家庭用マスク(不織布タイプ)

                     2012年    前年比  2013年見込  前年比
 家庭用マスク(不織布タイプ)  166億円  108.5%  206億円    124.1%

 家庭用マスク市場はインフルエンザの流行や花粉の飛散量及び突発的な環境の変化、更にマスコミの報道によって大きく変動する。
 12年後半にはインフルエンザやノロウィルスの流行により需要が拡大した。13年はPM2.5問題の影響から再び高い伸びを示すことが確実視される。
  マスクの着用が消費者の間で定着し、メーカーの製造体制も整備され、大容量低価格品に需要が集まる中、単価維持のため機能の向上が見られ、市場は拡大傾向 にある。花粉やインフルエンザ対策だけではなく香りを付加した商品や加湿タイプなど、日常的に使用することを訴求した商品展開と販促活動も市場を下支えす るとみられる。


2.自動車用芳香・消臭剤と室内用芳香・消臭剤(液体タイプ)

                          2012年   前年比  2013年見込  前年比
 自動車用芳香・消臭剤(消臭機能型)  64億円  182.9%   105億円    164.1%
 室内用芳香・消臭剤(液体タイプ)    109億円  100.9%  117億円   107.3%

 自動車用芳香・消臭剤は機能別に悪臭のマスキングや、香りを楽しむことを主目的とした芳香剤、消臭機能を主にした消臭剤、その他に燻煙消臭剤に分けられる。
  近年、自動車運転免許を取得する女性の増加から自動車用芳香・消臭剤も女性をターゲットにした商品の投入が多く見られる。12年に女性をターゲットにした 「ファブリーズ クルマ イージークリップ」(P&Gジャパン)が発売され、ドラッグストアやGMS、SMを中心に積極的な販促活動が行われ大幅に実績を 伸ばした。また、「ブラング」(カーメイト)や「クルマ用消臭力」(エステーオート)などもドラッグストアやGMS、SMなどに積極的に配荷され、室内用 芳香・消臭剤と同一売り場に展開されたことで主婦層の新規需要も開拓するなど市場が大幅に拡大した。13年以降も各メーカーでは女性需要を見据えたライン ナップを強化しており、更なる市場拡大が予測される。
 室内用芳香・消臭剤はトイレ用、自動車用を含めた芳香・消臭剤市場で最も大きな規模である。
  12年は前年に続き"香り"訴求の商品の投入が目立った他、エステーが「お部屋の消臭力」の香調の追加やデザインリニューアルを実施し商品力を強化して需 要を獲得した。種類別では液体タイプが好調に推移した。13年はエステーや小林製薬から付加価値性の高い液体タイプの商品が多く投入されている。森林の香 りなど新たな切り口の香調や、季節に応じた限定香調などでさらに市場活性が図られており、今後も安定して推移するとみられる。
 衣料用消臭スプレーや柔軟仕上剤など家庭内の"香り"訴求の商品と関連性を高めた販売体制を強化して売場活性する必要性が高まっている。


3.冷用枕(ソフトタイプ)と冷感スプレー(ミスト式)

                2012年   前年比  2013年見込  前年比
 冷用枕(ソフトタイプ)  20億円   50.0%    25億円   125.0%
 冷感スプレー(ミスト式) 12億円  100.0%   15億円   125.0%


  冷用枕は、近年は夏季の暑さ対策品としての需要構成が高まっていることから、気温や降雨など天候の影響を非常に受けやすい市場特性となっている。10年は 猛暑で需要が急激に高まり、また11年も節電要請から暑さ対策品として再度注目され、冷用枕以外にも首やベルトといった日中の暑さや熱中症対策を目的とし て需要が高まった。12年は気温の上昇が例年に比べ遅かった影響から販売期間が前年に比べ短くなり、前年を大きく下回った。13年は梅雨明けが例年よりも 早く猛暑日が続くシーズン開始となった。7月下旬以降、大雨やゲリラ豪雨などに見舞われ商品の動きが鈍くなったが、8月以降が平年並みであれば通年で08 年と同じ25億円が見込まれる。
 冷感スプレーは、シャツやハンカチ、タオルなど衣類にスプレーし、メントールなどの配合成分によって冷涼感が得 られる商品である。11年の東日本大震災以降の節電により、暑さ対策品として急速に消費者の認知度が高まり、トイレタリーメーカー以外に化粧品メーカーか らも発売され市場が活性化した。女性の需要も非常に高いことから化粧品メーカーからは女性をターゲットにした香りを使用した商品や既存品の中でも香調の追 加も見られ、13年は女性を意識した香料やパッケージデザインにして女性需要を取り込み、市場は拡大すると予測される。


<調査対象>
 10分野92品目

  ※添付の関連資料を参照


<調査方法>
 富士経済専門調査員による調査対象企業及び関連企業、関連団体などへの面接取材による情報収集


<調査期間>
 2013年4月~8月


以上


 資料タイトル:「トイレタリーグッヅマーケティング要覧 2013」
 体裁:A4判 No.1 236頁 No.2 242頁 No.3 225頁
 価格:各巻書籍版 100,000円(税込み105,000円)
     各巻書籍版+PDF/データ版セット 120,000円(税込み126,000円)
     書籍版全巻(No.1・No.2・No.3)+PDF/データ版セット
     300,000円(税込み315,000円)
 調査・編集:富士経済 東京マーケティング本部 第一統括部 第二部
         TEL:03-3664-5821 FAX:03-3661-9514
 発行所:株式会社 富士経済
       〒103-0001 東京都中央区日本橋小伝馬町12-5 小伝馬町YSビル
       TEL:03-3664-5811(代)FAX:03-3661-0165
       e‐mail:info@fuji-keizai.co.jp
       この情報はホームページでもご覧いただけます。
       URL:http://www.group.fuji-keizai.co.jp/ https://www.fuji-keizai.co.jp/
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