・日本オラクル株式会社(本社:東京都港区北青山、執行役社長 最高経営責任者:デレク・エイチ・ウイリアムズ)は、セルフサービス型のデータ・ディスカバリー機能(*1)を大幅に強化したビッグデータ・アナリティクス製品の最新版「Oracle Endeca Information Discovery 3.1(オラクル・エンデカ・インフォメーション・ディスカバリー 3.1)」の国内提供を本日より開始することを発表しました。最新版では、業務部門のユーザー自身が構造化・非構造化データを統合させ、データ・ディスカバリーを行うセルフサービス機能の拡充、非構造化データ分析の拡張、業界を牽引するビジネス・インテリジェンス製品「Oracle Business Intelligence(以下Oracle BI)」とのより緊密な統合を実現します。
・ビジネスのスピードが加速する中で、企業は迅速な意思決定と収益向上のために、データに基づいた知見を得るための方法を常に模索しています。その解決策として、従来は迅速、安全、かつ高機能でありながらIT部門との緊密な連携を必要とするエンタープライズ級のビジネス・インテリジェンス(BI)か、あるいはセキュリティおよびガバナンス面でのリスクを抱える、安全性の低いセルフサービス型のデスクトップPC向けデータ探索ツールかの二者択一を迫られていました。最新版「Oracle Endeca Information Discovery」では、業務部門ユーザー向けのセルフサービス型データ・ディスカバリー機能が強化され、情報の分析に基づく迅速かつ適切な意思決定を行えるようになります。
・「Oracle Endeca Information Discovery」には、さまざまなデータソースからの情報の分析により意思決定を支援する新機能が搭載されています。また、企業のIT部門が行ってきたデータ管理、ガバナンス、ビジネス・インテリジェンスに対する既存の投資を生かすことが可能です。最新版の主な新機能は次の通りです。
―非構造化データ分析の強化:企業内外のデータソースから入手できる、人々の会話、意見などのデータから新しい視点や知見を得ることができ、実現可能なビッグデータ戦略の立案に貢献します。非構造化データの処理と分析、および構造化データとの関連付けに関する「Oracle Endeca Information Discovery」の優位性はさらに改善され、インタラクティブな可視化機能を使うことによって業務ユーザー自身で隠れた意味合いを特定できるようになりました。
―「Oracle BI Foundation」との連携強化:共通の開発基盤とビジョンをもつ「Oracle Endeca Information Discovery」は、「Oracle BI Foundation」との標準連携が強化されています。業務ユーザー自身が実績あるBIソフトウェアから情報を取り出し、散在した情報を収集するオラクルの「Common Enterprise Information Model」に定義されている次元・属性を利用し、管理しなければならない日々のさまざまな要望や要件に基づいて情報を活用することができます。
―エンタープライズ級のデータ・ディスカバリー機能:従来のほとんどのデータ・ディスカバリー製品はデスクトップツールから発展したものですが、「Oracle Endeca Information Discovery」のデータ・ディスカバリー技術は、膨大なユーザーおよびデータ量を対象に、優れたセキュリティと高速かつ拡張性の高いパフォーマンスを提供するエンタープライズ基盤を出発点としています。 IT部門は、これまで行ってきたデータ品質、ガバナンス、セキュリティに対する投資の価値を守るビジネス・アナリティクス戦略の一環として、セルフサービス型のデータ・ディスカバリー・プラットフォームを導入することが可能です。業務部門のユーザーは、より大容量かつ多種類のデータを対象に探索を行い、得られた知見を瞬時に社内で共有できます。