クラウド環境の迅速な構築を支援するシステム製品群を発表
オープンな技術に準拠し、効率的な運用管理を可能にする
「IBM PureSystems」、「IBM Power Systems」、「IBM Storwize」などを拡充
日本IBM(社長:マーティン・イェッター)は、お客様やデータセンターなどのサービス事業者がプライベート・クラウドやハイブリッド・クラウド環境を迅速に構築し、ビッグデータ、ソーシャル、モバイルなどのワークロードを最大限に活用するための最新のサーバーやストレージ製品を発表します。今回発表する製品は、「IBM(R)PureSystems」、「IBM Power Systems」、「IBM System Storage」、「IBM System x」、「IBM Technical Computingソリューション」から構成され、本日より日本IBMおよびIBMパートナーから順次提供を開始します。
主な発表製品は、クラウド環境の構築を小規模から開始できる最適な「IBM PureFlex System-Express」、冗長性、復旧性能、拡張性を強化して優れたクラウド環境の構築に適した「IBM PureFlex System-Enterprise」、ビッグデータ対応の高速でオープンなクラウド環境を構築する「IBM Power Systems」、増加するデータの効率的な管理と中堅企業によるビッグデータ活用を支援する「IBM Storwize V5000」です。
○IBM iおよび仮想デスクトップ・クラウド環境向けの「IBM PureFlex Solution for IBM i」
「IBM PureFlex Solution for IBM i」は、IBM iを活用する中堅規模のお客様がWindowsやLinuxアプリケーションを「IBM PureFlex System」上に統合することで、運用管理の一元化によるITコストの削減やシステムの複雑さを軽減します。「IBM PureFlex Solution for SmartCloud Desktop Infrastructure」は、お客様特有のデスクトップ仮想化に必要な要件を満たし、優れたパフォーマンスと柔軟性を提供するよう最適化しています。
○ビッグデータ対応の高速でオープンなクラウド環境を構築する「IBM Power Systems」
「IBM Power Systems」は、ハイブリッド・クラウド環境への対応や、ビッグデータ時代の新しいアプリケーションに対応するサーバー製品です。OpenStackテクノロジーを基盤とする「SmarterCloud Entry」と「IBM PowerVC」は、「IBM Power Systems」向けのオープンかつ高度な仮想化機能によって幅広い選択肢と柔軟性を提供し、お客様の要件に応じたシステムを低コストで構築します。「Power Integrated Facility for Linux」は、ハイエンド・システムの高い信頼性、拡張性、パフォーマンスでLinuxシステムを統合し、一般的なLinuxサーバーと比較してサービス品質の向上やシステム管理のコスト削減を可能にします。「Power Systems Solution Edition for data warehousing」は、ダイナミックなインメモリー・カラム型テクノロジーを採用した最大20TBのデータウェアハウスを構築できる製品です。本製品は、IBM AIX環境で構築し、レポーティング・分析スピードは従来比8倍から25倍に向上しつつ、ストレージ領域は従来比10分の1に抑えることができます。
○中堅企業向けに高いパフォーマンスとエネルギー効率を提供する「IBM System x3250 M5」
「IBM System x3250 M5」は、1Uサイズの1ソケット・ラック型サーバーです。本製品は、前世代の1Uサイズのラック型サーバーと比べて、環境温度を5℃‐40℃に拡大(*2)し、2倍のストレージ容量、2倍のデータのスループット、18%向上したエネルギー効率、メモリー消費電力の10%削減を実現します。さらに、システムの再起動なく、リモートより必要に応じた機能の拡張ができるFeature on Demand機能により、システムのアップタイム増大に貢献します。