2013/10/23 Category : 未選択 日清オイリオグループ、スペインで中鎖脂肪酸油の生産・販売体制を拡充 2014年初頭より本格的な販売を開始予定 ◆欧州拠点で中鎖脂肪酸油の生産・販売体制を拡充◆ ~日本、欧州を拠点にグローバル展開を加速~ 日清オイリオグループ株式会社(社長:今村隆郎(*))は、化粧品用油脂を中心としたファインケミカル事業の欧州拠点であるスペインの子会社「Industrial Quimica Lasem,S.A.U.(以下、IQL社)」に、新たな中鎖脂肪酸油(以下、MCT)の専用生産設備を建設し、生産・販売体制を拡充いたします。 今後、日本と欧州を拠点にしながら、IQL社と連携してMCTのグローバル規模でのシェア拡大を図ってまいります。 *社長名の正式表記は添付の関連資料を参照 ○2014年初頭より本格的な販売を開始予定 安全・安心に配慮した新たな設備と、長年蓄積してきた当社の優れた生産技術の融合で、食品用途を初めとしたさまざまな用途に対応できるMCTを生産いたします。新たな専用生産設備の稼働後、2014年初頭を目途に、本格的に販売を開始いたします。 〇グローバル展開を可能にする各種認証を取得予定 新たな設備で生産するMCTについては、最新の食品安全システム認証FSSC22000(※1)および宗教上の食品認証ハラル(※2)、コーシャ(※3)を取得し、グローバル展開を可能にする品質を獲得する予定です。 ○欧州市場を中心にMCTの販売を拡大 IQL社は、従来から欧州市場を中心に、化粧品・化学品用途のMCTを製造販売しておりますが、新たな生産体制のもと、用途開発を積極的に進めるなどにより、販売の拡大を図ります。 ○日本、中国を中心にMCT市場を活性化 当社は既に、日本、中国を中心にMCTを製造販売しておりますが、IQL社で生産する認証取得MCTの新たな価値を顧客に提案するなどにより、更なる市場の活性化を図ります。 【生産設備の概要】 建設地:IQL社(敷地内) 生産能力:年間6,000MT 取得予定認証:FSSC22000(※1),ハラル(※2),コーシャ(※3) 販売開始:2014年初頭(予定) (※1)FSSC22000 食品の生産・流通・販売マネジメントシステムISO22000をベースとする最新の食品安全システム認証。国際的な大手食品会社などは自らが本認証を取得するとともに、安全な原料等を調達するため、取引先に対しても取得を推奨している。 (※2)ハラル(HALAL)認証 商品やサービスがイスラム教の戒律を満たしていることを認定するもの。各国・地域にある認証機関が審査・発行し、認定を受けた商品には認証マークが表示される。 (※3)コーシャ(KOSHER)認証 商品やサービスがユダヤ教の戒律を満たしていることを認定するもの。各国・地域にある認証機関が審査・発行し、認定を受けた商品には認証マークが表示される。 <参考情報> ■IQL社(Industrial Quimica Lasem,S.A.U.) 欧州で化粧品用油脂などを製造販売するスペイン・バルセロナ近郊に位置する当社グループ企業。ファインケミカル事業のグローバル展開加速に向けた欧州の生産・販売拠点として、2011年7月に株式を取得して連結子会社化した後、2012年7月に完全子会社化。 ■中鎖脂肪酸油(MCT《Medium Chain Triglyceride》) 主として炭素数8個および10個の中鎖飽和脂肪酸で構成されているトリグリセリド(食用油脂)。無味無臭、無色透明の特長から香料の溶解剤などに広く利用されている。また、摂取後、エネルギーになりやすい特長から流動食のエネルギー源としても活用されている。 PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword