日清食品、トルコで現地企業と合弁で即席パスタの製造販売を開始

即席パスタで市場を開拓
トルコで初となる即席麺事業を開始

日清食品ホールディングス株式会社 (社長・CEO : 安藤宏基) は、トルコ共和国 (以下、トルコ) 最大の消費財メーカーグループである「YILDIZ HOLDING A.S.」(本社：イスタンブール市以下、ユルドゥズ) との合弁による当社連結子会社「NISSIN YILDIZ GIDA SANAYI VE TICARET A.S.」(本社：サカルヤ市以下、日清ユルドゥズ) において、本年10 月よりトルコで初となる即席麺の製造販売を開始しました。

当社は、本年4 月30 日に発表した「日清食品グループ中期経営計画2015」において、2015 年に約1,000億円の海外売上高を目標として掲げておりますが、本件も中期経営計画の達成に向けた重要なアクションの1 つに位置づけています。

1.トルコ市場の可能性
即席麺の世界総需要は年々増加しており、2012 年には年間1,000 億食を突破しました。その成長を牽引しているのは新興国であり、経済発展や生活スタイルの変化などを背景に、今後もより一層の伸長が期待されています。

約7,500 万人の人口を有するトルコは、平均年齢が28 歳と若いだけでなく、2030 年までに毎年100万人ずつ人口が増加するといわれています。一人当たりGDP は1 万ドルを超え、個人消費が活発化し始めています。特に、都市部では経済成長に伴って生活スタイルが変化し、食事に簡便性が求められています。

また、伝統的な麺食文化 (エリシテ) を持つトルコは、パスタの需要が非常に大きいことから、即席麺の潜在需要も大きいと判断しています。トルコには即席麺を製造する会社がなかったため、まだ即席麺市場は形成されていませんが、将来的に年間10 億食を超える規模になると推定しています。
日清ユルドゥズは、当社の商品開発力とマーケティング力、ユルドゥズの流通網を最大限に活用しながら、両社の強みを融合させることで、トルコの即席麺市場を開拓していきます。

2.製品の概要
トルコは、世界上位のパスタ消費量 (世界20 位、一人当たり消費量は日本の約3 倍) を誇ります。
そこで、日清ユルドゥズがトルコで初めて投入する商品には、現地の食文化に最もマッチする即席パスタを選びました。

　商品名の「Makarneks」(マカルネックス) は、トルコ語で“パスタ”を意味する「Makarna」(マカルナ) と、“速い”を意味する「Ekspress」(エクスプレス) を組み合わせた造語です。
トルコで市販されているパスタは乾麺が一般的で、ソースも別売りです。そこで、「Makarneks」は多忙化する現地の生活スタイルに適合するため、お湯だけで麺とソースを一緒にわずか3 分間で調理できる簡便性を実現しました。
味付けはトルコの嗜好を徹底的に研究して開発した3 フレーバーを用意し、麺にもトルコで好まれる柔らかめの麺質を採用するなど、当社の商品開発力によって徹底的な現地化をはかりました。
価格は1 トルコリラ (約50 円)で、現地でのワンコイン価格となるお求めやすい設定にしています。
日清ユルドゥズは、簡単調理、安価、おいしさを兼ね備えた「Makarneks」ブランドで、トルコにおける即席麺のディファクトスタンダードを築いていきます。

(1) 製品名：「Makarneks」(マカルネックス)
(2) フレーバー：１）トマト味 (DOMATES : ドマテス)
　　　　　　　　　　トマトのフレッシュな酸味と甘みを特徴としたトルコで食されている味わい
　　　　　　　　　２）スパイシートマト味 (ACILI DOMATES : アヂリドマテス)
　　　　　　　　　　トマトに黒胡椒と唐辛子を加え、ピリッとあと引く辛さが癖になるおいしさ
　　　　　　　　　３）チーズ味 (PEYNiR : ペイニール)
　　　　　　　　　　チーズをたっぷり使用したクリーミーで風味豊かな濃厚チーズソース
(3) 麺：伝統的な麺食文化である「エリシテ」タイプの幅広ストレートのフライ麺。トルコで好まれる、やや柔らかめの麺質です。(3 品共通)
(4) 調理方法：鍋調理でお湯250ml を沸騰させ、麺とソースを入れかき混ぜながら3 分間で出来上がり。
(5) 想定小売価格：1 トルコリラ ※約50 円
(6) 社名表記：当社の「NISSIN」ブランドに加え、トルコで知名度の高い「ULKER」ブランド (ユ
ルドゥズグループのブランド) を併記しています。

リリースコンテナ第3倉庫

[PR]

日清食品、トルコで現地企業と合弁で即席パスタの製造販売を開始

Comment0 Comment

Comment Form