2013/10/10 Category : 未選択 日立、台湾・台中市に中・大型変圧器製造などの合弁会社を設立 台湾・台中市に変圧器の製造等に関する合弁会社を設立 日立の技術開発力と台湾華城電機の製造技術を融合しグローバル市場での競争力を強化 株式会社日立製作所(執行役社長 : 中西 宏明/以下、日立)は、このたび、電力流通システム事業の強化を目的に、技術提携先である台湾の華城電機股■有限公司(会長 : 許忠明/以下、華城)と、台湾・台中市に、変圧器の製造等を手掛ける合弁会社「日立華城変圧器股■有限公司」(以下、日立華城)を2014年1月に設立することで合意しました。日立華城は、中・大型変圧器を製造する工場を、台湾・台中市の台中港自由貿易区に建設し、2015年4月から生産開始します。製造する変圧器は、日立のグローバル販売ネットワークを活用して、日立ブランドで販売する予定で、工場の生産体制は、2017年に400MVA換算で年間35台となる見込みです。なお、日立華城への出資比率は、日立が60%、華城が40%となる予定です。 ※■印の文字は人偏に「分」の文字です 世界の変圧器市場は、2020年には約8,000Mドル(150MVAクラス以上の変圧器、中国市場を除く)と推計しており、着実に拡大しています。北米市場などの先進国においては、送変電設備の取替時期を迎えることから今後更新需要が見込まれることに加え、風力、太陽光発電といった再生可能エネルギーで発電した電力を高電圧で大都市に送る送電網の建設計画が具体化しつつあり、また東南アジアや中東では経済成長や人口増加を背景に、電力需要の急増に対応した広域送電網の建設が多数計画されています。こうしたことから、変圧器の需要が高水準に継続すると見込まれています。 こうした背景から日立は、グローバル市場における変圧器事業の拡大を目的に、華城と変圧器の製造等を行う合弁会社を設立することに合意しました。パートナーである華城は、1991年に日立と変圧器分野における技術提携契約を締結して以来、台湾市場をはじめ各国・地域に変圧器を納入しており、高い製造ノウハウやコスト競争力等を有しています。日立華城は、日立の持つ技術開発力と華城の優位性を融合することで、グローバル市場で勝ち抜ける品質と競争力を兼ね備えた変圧器を提供します。また、工場を建設する台湾・台中市の台中港自由貿易区は、優遇税制や区域内の審査免除、通関免除などの優遇措置に加えて、台湾の南北交通の要所であることから利便性が高く、競争力の高い変圧器の製造が期待できます。 日立は、電力流通システム事業を電力システム事業の中核事業に位置づけており、変圧器、遮断器、開閉装置といった主要機器の競争力を高めるとともに、機器と制御システムなどのIT、パワーエレクトロニクス技術を融合したソリューション事業の拡大を図っています。本年6月にインドネシアの開閉装置工場の生産能力を増強したことをはじめ、日本、北米、中国等グローバル生産拠点の強化を図るとともに、東南アジアや中東のエンジニアリング拠点の拡充を進めることで、送電網の強化・拡充が求められる国や地域のニーズに応える電力流通システムを提供してまいります。 PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword