2013/10/09 Category : 未選択 浜松ホトニクス、高速応答性向上のヘッドオン型38mm径光電子増倍管を発売 高速応答性を約3倍向上し、高S/Nを実現 次世代TOF-PETや高エネルギー物理学実験、放射線モニターなどの用途に向け ヘッドオン型38mm径光電子増倍管「R12845」を新発売 当社は、高速応答性を約3倍向上し、高S/N(信号雑音比)を実現する、ヘッドオン型38mm径光電子増倍管の新製品「R12845」を、次世代TOF-PETや高エネルギー物理学実験、放射線モニターなどの用途に向けて、10月10日から国内外のPET装置メーカーなどに発売を開始します。 なお、本製品は、10月27日(日)から7日間、米国電気電子学会(IEEE)がアジア太平洋地域で初めて韓国(ソウル市)で開催される、世界の最先端の科学者による原子物理学や核医学に関する学会「2013 IEEE Nuclear Science Symposium/Medical Imaging Conference」(展示は29日から3日間)と、11月7日(木)から3日間、アクトシティ浜松(浜松市中区)で5年ぶりに開催される、浜松ホトニクス総合展示会「フォトンフェア2013」に出展します。 <製品の概要> 近年、PET(陽電子放出断層撮像)装置は、S/Nの良い鮮明な画像を得るために、ガンマ線の飛行時間差を利用したTOF-PETの開発が進んでいます。次世代TOF-PETには、陽電子の消滅地点を特定するために、放射線検出器のさらなる高速応答性の向上が求められています。 本製品は、現在TOF-PETに用いられているヘッドオン型38mm径光電子増倍管を改良し、高速応答性のパラメーターである電子走行時間分布(T.T.S.)を550ピコ秒(以下ps、ピコは1兆分の1)から190psと約3倍に向上しています。また、光電面の場所の違いによる出力感度の不均一性(ユニフォミティ)を解消し、均一な検出効率が得られました。さらに、電子増倍部の電極構造をシンプルにして、量産対応を可能にしました。 本製品は、高速応答性を生かして、PET装置以外の高エネルギー物理学実験や放射線計測機器への応用にも期待できます。また、ヘッドオン型28mm径光電子増倍管で、本製品と同じ改良により、電子走行時間分布190psを実現した「R12844」も新たに開発し、同時に発売します。 *電子走行時間分布(T.T.S):光子が放射線検出器に入射した後の電子の走行時間が、光子毎にわずかに異なる。その揺らぎの分布のこと。特に、タイミングを重視する応用では重要なパラメーター。 ※主な特長、仕様は添付の関連資料を参照 ●発売日 2013年10月10日 ●製品価格(税込) ヘッドオン型38mm径光電子増倍管「R12845」84,000円 ヘッドオン型28mm径光電子増倍管「R12844」84,000円 ●販売目標金額 1年目2,000万円/年、3年後2億円/年 ※製品画像は、添付の関連資料を参照 「この件に関するお問い合わせ先」 ■一般の方 浜松ホトニクス株式会社 電子管営業推進部 業務グループ 〒438-0193 静岡県磐田市下神増314-5 TEL:0539-62-5245 FAX:0539-62-2205 E-mail:masaki@etd.hpk.co.jp PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword