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田中貴金属グループ、ASEANでの基盤強化などでシンガポールに現地法人を設立

田中貴金属、シンガポールに現地法人を設立、10月1日から稼働開始
主力となる銀ペーストの研究ラボも設置、車載材料やLED、半導体、家電などの市場で拡販狙う


 田中貴金属グループの田中貴金属インターナショナル株式会社(※1)(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:佐藤恒夫)と田中貴金属工業株式会社(※2)(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:岡本英彌)は、東南アジア諸国連合(ASEAN)各国での基盤強化と将来的な販路拡大を目的に、共同でシンガポールに現地法人を設立し、2013年10月1日から稼働開始することを発表します。

 新会社には、銀ペーストの試作品の供給、評価、改良などを行うことができる研究ラボ「TANAKAマテリアル・ラボラトリ・シンガポール(TANAKA Material Laboratory Singapore)」を設置しました。銀ペーストのほか、磁気記録メディア用ターゲットや半導体用ボンディングワイヤ(配線材)、電気接点材料などの貴金属製品を主力として、当面はシンガポール及び一部のマレーシアの現地顧客に密着した研究開発支援や販売を行い、将来的にASEAN各国での販路拡大を図ります。

 近年、環境負荷低減の観点から、電子部品において鉛の使用が避けられつつあることから、パワー半導体の導電用接着剤に使うことができる鉛フリー対応の銀ペーストの需要が、シンガポールで本格的に拡大しています。銀ペーストは顧客ごとに使用条件が大きく異なるため、材料の採用検討時にはサンプルの試作や評価、改良を繰り返す必要があります。従来は、こうした顧客の開発ニーズを日本国内の工場で対応しておりましたが、シンガポール国内に研究ラボを設置したことで、顧客のニーズをより早く的確に把握できるようになり、スピーディに開発ニーズに対応することができます。今後は、顧客のニーズに合わせて、研究ラボで扱うことができる製品を増やしてまいります。

 シンガポールでは、車載材料やLED(発光ダイオード)、半導体、家電などの市場が拡大しており、これまでは、1978年、田中エレクトロニクス・シンガポールPte. Ltd.(Tanaka Electronics SingaporePte. Ltd.)にボンディングワイヤの製造・販売拠点が設置され、のちに田中貴金属インターナショナル株式会社が2004年にシンガポール支店を開設して、現地での販売活動を行ってきました。田中貴金属グループは、こうした市場で必要となる貴金属材料の研究開発支援や販売を強化するため、今まで以上に迅速かつ柔軟に組織を運営する必要があると判断し、従来の支店を現地法人化して、研究ラボを設置しました。

 新会社の社名は「田中貴金属(シンガポール)株式会社」です。資本金は200万ドル(約2億円)で、両社の出資比率は、田中貴金属インターナショナル株式会社が70%、田中貴金属工業株式会社が30%です。設備投資額は、研究ラボの設置を含めて85万ドル(約8,500万円)で、当面は31名の従業員で稼働します。田中貴金属(シンガポール)株式会社では、営業および技術の両面で顧客に密着した活動を強化することで、2015年度に7億2,000万ドル(約720億円)の売り上げを目指します。

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