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米ケイデンス、高速通信用モバイル機器向けデータ・コンバータIPファミリを発表

ケイデンス、28nm先端ノード向けにシリコンで実証済みの高性能データ・コンバータIPファミリを発表



■旨:
 ・このIPファミリが、他社のIPソリューションと比較して最大で10倍速い変換レートを達成
 ・高性能なコアにより、WiGig(802.11ad)などの次世代アプリケーションが実現
 ・コンシューマ、モバイル、インフラ、および産業用市場をターゲットにした幅広いIP製品を提供


 電子設計のイノベーションで世界をリードするケイデンス・デザイン・システムズ社(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ市、以下、ケイデンス)は、10月10日(米国現地時間)、次世代の高速な有線および無線通信アプリケーションを実現する超高速で低消費電力のアナログIP製品群を発表しました。これらの新製品IPは、60ギガヘルツ(GHz)の帯域で、毎秒7Gbps(ギガビット毎秒)までのデータ・スループットを達成可能なWiGig(802.11ad)や、LTE、LTE-Advancedなどの新しい高速通信プロトコルを利用する設計者のニーズに応えるものです。

 インテグレーションが容易で検証性が高いケイデンスのデータ・コンバータ・ファミリには、以下が含まれています。

 ・7ビット  3Gsps(ギガサンプル毎秒)デュアルADコンバータ(ADC)とDAコンバータ(DAC)
 ・11ビット 1.5GspsデュアルADC
 ・12ビット 2GspsデュアルDAC

 データ・コンバータIPコアは組み合わせが容易で、完全なアナログ・フロントエンド(analog front end:AFE)IPソリューションを構築することができます。ケイデンスのIPファミリは、有線および無線通信、インフラ、ビデオ、そして制御ソフトウェアを変更することによって無線通信方式を切り換えることが可能な無線通信に対応します。

 ADC IPコアは、並列の逐次比較型(Successive Approximation Array:SAR)アーキテクチャにより開発され、極めて高速で拡張性のあるサンプル・レートを実現します。有効ビット数(Effective-Number-of-Bits:ENOB)は、ユニークなインプリメンテーションとビルトインのバックグラウンド・キャリブレーションにより達成され、より精度の高い変換と一貫した性能をもたらします。ケイデンスのIPには、差動データ入力、リファレンスおよびタイミング生成、内部オフセット補正、そして電源ノイズ耐性を改善する電圧レギュレータなどの機能が備わっています。

 DAC IPコアは、電流スイッチ型アーキテクチャを使用し、SoCへのインテグレーションを容易に行うためのデジタル・マルチプレクサとFIFOが含まれています。また、DACコアは、デジタル・ゲイン・コントロールと必要なすべてのリファレンス回路も備えています。
 すべてのIPには、さらなる電力削減のためにマルチレベルでの電力切断モードや、検証性を高めるためのビルトインのアナログ・テスト・バス、さらに柔軟なクロック・インターフェース向けにシングルエンドのCMOS、あるいは差動電流モード論理回路クロック入力などが含まれています。
 ケイデンスのIPは、通信システム用に適合したデュアル・チャネルを提供しているため、インプリメンテーションが簡素化され、リスクが軽減します。そして、容易に製造ができるように標準のCMOSプロセスをターゲットとしています。

 ケイデンスの28nmデータ・コンバータIPファミリは、すでに提供が開始されています。また、ケイデンスは、28nmプロセスで、インターフェースIP、メモリ・コントローラIP、SerDes、およびデータ・コンバータ以外のアナログIPなど、豊富なIP製品を提供しています。

 アナログIP製品群に関する詳細については、以下のURLをご参照ください。
 http://www.cadence.com/analog_ip_family


■Semico Research Group社コメント:
  Richard Wawrzyniak氏(Senior Market Analyst)
  「ケイデンスの高速なアナログIPファミリは、モバイル機器におけるWiGig(802.11ad)の利用拡大を推進するもので、新たな市場の展開とInternet of Things(IoT:モノのインターネット)向けのエコシステムへの門戸を開くものです。WiGigのスループットと速度は、インターフェースに使用されるADCおよびDACのデータ・サンプリング・レートに大きく依存します。ケイデンスのアナログIPがもたらす先端CMOSでのサンプリング・レートの向上により、先端CMOSプロセスでアナログ、デジタル回路のインテグレーションが可能となり、従来CMOS以外のプロセス、あるいは旧プロセス・ノードで開発されたコンバータICを使用する必要がなくなるため、より高い性能が実現します。」

■ケイデンス・コメント:
  Martin Lund(米国ケイデンス、Senior Vice President,IP Group):
  「ケイデンスのデータ・コンバータIPを先端プロセス・ノードに容易にインテグレーションできる機能により、システム設計者は外付けアナログ・チップでの作業がなくなります。
  そして、デジタルとアナログ両方の回路を単一の複雑なSoCに統合するシステム上のメリットを十分に得ることができます。その結果、バッテリー寿命の延長、温度特性の改善、全体のシステム・コストの削減が可能となります。」


 CadenceおよびCadenceロゴはCadence Design Systems,Inc.の登録商標です。
 その他記載されている製品名および会社名は各社の商標または登録商標です。

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