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電気化学工業、エス・イー・アイ社と資本提携を強化

エス・イー・アイ株式会社との資本提携強化と
リチウムイオン二次電池電極材料の高導電化技術開発に関するお知らせ


 電気化学工業株式会社(代表取締役社長:吉高紳介(*)、以下「当社」)とエス・イー・アイ株式会社(本社三重県津市、代表取締役:澤井岳彦氏、以下「エス・イー・アイ社」)は、この度、リチウムイオン二次電池(以下「LiB」)の性能向上に欠かせない電極材料の高導電化技術(=低抵抗化技術)を中心とした電極材料技術開発に関し、当社が保有するエス・イー・アイ社の発行済み株式の持分比率を4.5%から15%へ引き上げ、筆頭の澤井岳彦氏(39%保有)に次ぐ第2位の出資者となることにより、さらに提携を強化し、その開発を加速することに合意しましたのでお知らせいたします。
 エス・イー・アイ社は電極材料の高導電化設計技術を有し、リン酸鉄リチウム(以下LFP)の基本特許を保有するハイドロケベック社(カナダ)と共同開発を行っております。当社はこれまでに、エス・イー・アイ社と資本提携を通じて、LFPとカーボンナノファイバー及び当社製品である「デンカブラック(R)」(アセチレンブラック)を特殊複合化することにより、LFPの導電性を飛躍的に向上させ、放電レートや充放電サイクルの向上を実現して参りました。
 今後特に需要伸長が期待される車載用LiBの正極材では、ニッケルマンガンコバルト三元系やマンガンスピネル系に代表される高容量、高出力系材料が主流となると見込まれており、負極材料においても、新たな高性能電極材料が模索されている中、導電性の向上は将来にわたって求められる最重要課題のひとつであると考えられます。
 当社は、当社千葉工場(千葉県市原市)にLiB向け超高純度アセチレンブラック専用工場を新設し格段の品質の向上を図り、万全な供給体制を構築していくとともに、エス・イー・アイ社とのさらなる資本提携強化を通じて、電極材料全般の導電性向上技術の開発を加速させます。また、さらにはLiB関連部材全般のソリューションを提供していくことを目指してまいります。
 なお、当社は2015年の創立100周年に向けた経営計画「DENKA100」(詳細は本年4月10日付け当社ホームページのお知らせhttp://www.denka.co.jp/news/pdf/20130410DENKA100.pdfをご覧下さい)を推進しております。この計画では、新成長戦略のひとつとして「新たな成長ドライバーへの経営資源集中と次世代製品開発への取り組み」を挙げており、LiB向け材料開発は、成長ドライバーの中でも「環境」「エネルギー」分野の一翼を担うものであります。

 *社長名の正式表記は、添付の関連資料を参照


 ※ご参考としてエス・イー・アイ株式会社の概要を次葉に記します。

 「デンカブラック(R)」に関する製品情報は当社ホームページ
 http://www.denka.co.jp/organic/product/organic/detail_002070.htmlをご覧下さい。


以上


【エス・イー・アイ株式会社概要】
 設立:平成11年11月11日(11月11日は電池工業会で定める電池の日)
 資本金:197,975千円
 事業内容:「【実現】商いのゴールを掲げ、あらゆる五感を駆使して技術や商品を現実のものにしていく」を経営方針とするベンチャー企業で以下の3部門を有する。

       (1)リチウムイオン二次電池R&D部門
         長寿命、低抵抗、低コスト電池材料の継続的開発、リチウムイオン二次電池製造用スラリー技術課題の解決等。リチウムイオン二次電池プロトタイプセルの提供
       (2)システムソリューション部門
         i-phone用外付け電池パック、i-Pad2用非接触充電器
       (3)電子部品部門
         LED、メモリー、半導体チップ、ダイオード等、特にリチウムイオン二次電池分野においては、LFPの基本特許を有するハイドロケベック社(カナダ)をはじめ、複数の海外有力企業と共同開発を進めている。
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