2013/12/20 Category : 未選択 JOGMEC、豪クリフォード地域で石炭の共同探鉱を開始 石炭分野で新たにJV調査を開始~オーストラリアで共同探鉱契約を締結~ JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:河野博文)は、平成25年12月12日付けで、オーストラリアの石炭探鉱会社であるスタンモア・コール社とクリフォード地域を対象とした共同探鉱契約を締結しました。JOGMECは、金属鉱床探査については平成15年から共同探鉱(JV調査)を実施していますが、石炭の共同探鉱については今年新設した制度であり、本件が初めての案件です。 クリフォード地域は、クイーンズランド州の南東部に位置し、一般炭のポテンシャルが高いスラット堆積盆の北西部にあります。本地域では、着火性が良い高品質の一般炭の賦存が期待されます。 昨今の我が国のエネルギー情勢において、石炭火力発電に寄せられている期待は大きく、本プロジェクトが開発に繋がれば、高品質の一般炭の日本への安定供給に貢献することになります。 ■プロジェクトの概要1)対象地域 2鉱区(合計約1,100km2)から構成され、過去に行われた調査により、石炭層の存在が既に確認されている。本地域の南隣にはグレンコア・エクストラータ社等が探鉱を進めているワンドアンプロジェクトがあり、さらに南東にはカムバイ・ダウンズ、コーガン・クリーク、ウィルキー・クリークなどの操業炭鉱が存在する。2)契約内容 JOGMECは3年間で345万豪ドルの探鉱費用を負担することにより、本プロジェクトの30.67%の権益を取得することができる。また、その後1 年間で105万豪ドルの探鉱費の追加負担を選択した場合、さらに9.33%(合計40%)の権益を追加することができる。なお、JOGMECはいつもで、本プロジェクトの契約者としての地位や取得した権益を日本企業に譲渡することができる。3)調査内容 これまでにスタンモア・コール社及びその他の鉱業権者により約150孔のボーリングが実施されており、ポテンシャルの高い地区では厚さ10m程度の石炭層が確認されている。既に9か所の有望地区が抽出されているが、鉱区が広大なため十分に評価されていない地区が多く、探査余地は大きい。■スタンモア・コール社についてオーストラリア・ブリスベンを拠点とする石炭探鉱会社で、豪州証券取引所に上場している。クイーンズランド州において13件の石炭探鉱案件を保有しているが、ベルビュー案件(原料炭)やレンジ案件(一般炭)等のステージが進んだプロジェクトもあり、自社による炭鉱開発を目指している。なお、クリフォード地域の権益については、同社の完全子会社であるスタンモア・スラット・コール社が100%を保有している。 PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword