北國銀行は、すべての営業行員を含めた行内業務行員の計2,300名に対して、マイクロソフトのタブレット型PC「Surface Pro」を配備する予定です。これまで北國銀行の営業行員は、外出先ではタブレット端末、行内ではPCやOA端末というように、場所や用途に応じて機器を使い分ける必要があり、円滑な業務の継続が難しかったことに加えて、IT管理者側も、行員に複数の機器を貸与する費用や、多様な機器を安全に管理する難しさなどの課題がありました。「Surface Pro」を全営業行員が携行することで、外出先ではタブレットとして、行内ではPCとして利用できることから、マイクロソフトが法人向けビジネスで培った信頼性やセキュリティの高さを保持したまま、行員は複数の機器を使い分けるわずらわしさから解放され、これまでタブレットとPCの2台分かかっていた調達・維持・管理コストを1台分で済ませることができます。また、行内の業務行員も「Surface Pro」を利用することで、会議やコミュニケーションがさらに円滑化し、業務の生産性向上が期待できます。なお、Surface Pro の導入OSとして「Microsoft Windows 8.1 Enterprise」、端末のセキュリティ管理対策として「Microsoft BitLocker Administration and Monitoring」、業務アプリケーションとして「Microsoft Office Professional Plus 2013」を採用します。
マイクロソフトのシンクライアントソリューションである「Microsoft VDI」を全面的に採用し、行員の端末側にデータを置かないことで情報漏洩のリスクを排除するとともに、自宅などの行外からでも安全に行内システムにアクセスできるようにすることで、時間や場所にとらわれない多様な働き方を実現します。また、シンクライアントにすることでBCP対策や、出張先でのデスクワークが可能となります。自宅など行外からのアクセスには「Windows To Go」をあわせて活用します。また、シンクライアントを稼動させる仮想端末は、「Microsoft System Center」の活用により、仮想システム全体を単一のツールで効率的かつ容易に管理できるため、IT管理者の負担を軽減できます。
・端末基盤
Microsoft Surface Pro
Microsoft Windows 8.1 Enterprise
Microsoft BitLocker Administration and Monitoring
Microsoft Office Professional Plus 2013
Microsoft System Center 2012 R2 Configuration Manager
Microsoft System Center 2012 R2 Endpoint Protection
・シンクライアント基盤
Microsoft Windows Server 2012 R2
Microsoft System Center 2012 R2
・コミュニケーション基盤
Microsoft Lync Server 2013
Microsoft Exchange Server 2013
*Microsoft、Windows、Surface、Windows Server、Lync、BitLockerは、米国 Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標または商標です。
*Windowsの正式名称は、Microsoft Windows Operating Systemです。
*その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。