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安川電機、新形アーク溶接・スポット溶接・ハンドリングロボットと新形コントローラーを発売

産業用ロボットMOTOMAN新機種を世界同時発売
-アーク溶接、スポット溶接、ハンドリング用途向け新形ロボット-


 株式会社安川電機(代表取締役会長兼社長 津田 純嗣)は、各用途に最適化した特長ある産業用ロボットを他社に先駆けて開発してまいりました。このたび、地域ごとに異なるグローバルのニーズに合わせ、更なる高付加価値を生み出す新形アーク溶接ロボット、スポット溶接ロボット、ハンドリングロボットおよび新形コントローラを開発し、9月2日より世界同時発売いたします。

 ・製品画像は添付の関連資料を参照

1.製品化のねらい
 昨今の自動車は「効率」「環境」「品質」をテーマに開発が行われ、そのボディ製造工程においては、高効率・低コスト・低エネルギーのライン構築が進んでいます。なかでも、コストミニマムを目指したライン長の短縮や工程数の短縮、また新興国での生産にあわせたライン作りが必要とされています。こうしたニーズに対し、新形アーク溶接ロボット、スポット溶接ロボットは、信頼性・保守性・安全性を重視しながら、高速や高精度、そして高密度配置を実現する「小形・スリム化」を実現しています。
 また、産業用ロボットのユーザーは、自動車と電気機械分野が依然として大きな比率を占めていますが、食品、医薬品、化粧品の「3品業界」を中心に産業用ロボット活用の裾野が拡大しつつあります。このたび発売する新形ハンドリングロボットは、新たな市場の要求に応え、組立・搬送の自動化生産設備の生産性向上に対するソリューションを提供します。

2.主な特長

(1)アーク溶接ロボット MOTOMAN-MA1440
 新形アームにより省スペース化を実現した高速・高可搬質量のアーク溶接ロボット

 〔1〕溶接工程に応じた最適な艤装(*1)が可能
 従来機種比2倍の可搬質量(従来機種:3kg→新機種:6kg)を実現し、これまで大型機種で対応していた各種センサやサーボトーチを搭載可能です。また、1台のロボットでトーチケーブルの内蔵/外付に対応し、ワーク形状や設備レイアウトに応じて最適な艤装を選択可能です。
 〔2〕高速動作によりロボットの移動時間を短縮
 軸合成速度(*2)を80°/s(従来機種:2070°/s→新機種:2150°/s)高速化しました。特にエアカット(*3)区間での高速化が図れるため、溶接箇所への移動距離が長い用途、アプローチ回数の多い用途でサイクルタイムを短縮化でき、生産性を格段に向上します。
 〔3〕新形フォルムで使いやすさを向上
 流線型アームデザインによりワークや治具との干渉領域を低減し、ロボットをより近接させての動作ができるため、ワーク背面のこれまで狙えなかった箇所への溶接が可能です。また手首軸の中空径を拡大(従来機種:φ42mm→新機種:φ50mm)し、ケーブル収納本数を増やせます。
 〔4〕新形コントローラDX200によるアーク溶接機能の向上
 最適な溶接電流・溶接電圧の設定を簡易化する「溶接条件ガイド機能」や「リアルタイムアークモニタ機能」により、アーク溶接機能を向上しました。

 *1:艤装:ロボット本体に、溶接等の用途に必要な器具やセンサの取付、ケーブルの配線を施すこと
 *2:軸合成速度:ロボットの6軸すべてが動作した時の速度
 *3:エアカット:ロボットが持つ溶接トーチが、溶接箇所から次の溶接箇所、または待機位置等に空間移動する動作

(2)スポット溶接ロボット MOTOMAN‐MS210,MS165
高速化と高密度配置を更に極めたスポット溶接ロボット

 〔1〕新制振制御により高速化を実現
 構成部品の軽量化と駆動機構の剛性アップ、新形コントローラの新制振制御により軸速度を最大25%アップし、当社比最大で30%のサイクルタイム短縮を実現しました。新開発のセンサレス学習制御機能で更に10%のサイクルタイム短縮が可能です。
 〔2〕高密度配置を可能とする小形・スリム化
 ガスバランサ(*4)とスリムアーム採用によりロボット幅を25%削減しました。また、ベース小型化によりフットプリントを43%削減し、更なる高密度配置による生産性向上が可能です。
 〔3〕可搬質量のアップと省線化を実現
スポットガン艤装時の可搬質量210kgを実現し、大型スポットガンへの対応が可能です。また艤装ケーブルのモジュール化、パワーケーブルの省線化(従来機種:2本→新機種:1本)により、メンテナンス性を向上しました。
 〔4〕新形コントローラによるスポット溶接機能の向上
 異なる仕様の電動ガンを最適に制御する「電動ガンオートチューニング機能」を装備したほか、ティーチングや電動ガンセットアップを簡易化する機能を充実しました。
 *4:ガスバランサ:ロボットのアームの自重と反対方向へ圧縮ガスでバランス力をかけることで、アーム昇降時や保持時のモータ負荷を軽減するためのシリンダー。従来のバネ式よりコンパクトでバランス力の高い窒素(N2)ガス充填式を採用。

(3)ハンドリングロボット MOTOMAN‐MH12
 高速でコンパクトな12kg可搬ハンドリングロボット

 〔1〕可搬質量12kgでクラス最高速を実現
 可搬質量を大幅にアップ(従来機種:6kg→新機種:12kg)、クラス最高速の動作性能を実現しました。
 〔2〕高速化と作業エリア拡大による生産性の向上
流線型の干渉レスアームの採用により搬送物との干渉を低減、作業領域を拡大し、生産効率向上に貢献します。
 〔3〕スリムなボディで装置組み込み性を向上
 ハンドリング用艤装ケーブルや部品をコンパクトに収納・搭載可能な構造とし、組み込み装置のコンパクト化、省設置スペース化に貢献します。

(4)新形コントローラ DX200
 グローバルユーザーのニーズに応え最適設計されたロボットコントローラ

 〔1〕安全機能の強化
 ロボットの動作条件やワークサイズ、作業者との距離に応じて稼働中に切り替え可能な速度領域制限機能、ツール切替監視機能、速度制限機能等、ソフトウェアによる安全機能(機能安全)を強化しました。
 〔2〕省スペースを実現するキャビネット設計
 従来は付加ロッカーに収納していた外部軸制御(3軸)や機能安全等のオプションを内蔵可能なコンパクトな標準キャビネットに、2台目のロボット制御やカストマ電気品を組み込んだ付加キャビネットを段積みで追加できるため、コントローラ設置面積の最小化を図れます。
 〔3〕コントローラ内部の省配線化でメンテナンス性向上
 コントローラ内部は最適なユニット配置と省配線化を図り、オプション装着後も外観が損なわれず、ユニット交換等のメンテナンス作業を容易にします。


3.主な用途
 MOTOMAN-MA1440
 自動車や機械関連部品などを主としたアーク溶接用途
 MOTOMAN-MS210,MS165
 自動車業界向けのスポット溶接用途
 MOTOMAN-MH12
 自動車関連部品、携帯電話、パソコン関連、家電機器などを主とした組み立て・搬送用途


4.販売計画
 (1)販売開始:2013年9月2日 ※世界同時発売
 (2)販売価格:オープン価格
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