2013/09/13 Category : 未選択 日本マイクロソフトなど、高齢者の自己健康管理・孤立軽減へ実証実験を札幌で開始 実証実験を今秋にも札幌市内で開始 ~高齢者の自己健康管理・孤立軽減をタブレット型デバイスとクラウドサービスで支援 札幌発:「E-KURASHI(イークラシ)システム開発と検証」~ (概要) 公立大学法人札幌市立大学(理事長:蓮見 孝、所在地:北海道札幌市)、AVCテクノロジー株式会社(代表取締役社長:榊原 和仁、本社:大阪府門真市)、株式会社コーポレーション・ミヤ(代表取締役社長:宮坂 元博、本社:北海道札幌市)、日本マイクロソフト株式会社(代表執行役 社長:樋口 泰行、本社:東京都港区)は共同で、都市部における高齢者の孤立防止と健康管理をICTで支援するシステム「E-KURASHI(読み方:イークラシ)」を開発し、2年後の実用化を目指して、札幌市内のマンション居住者を対象とした実証研究を開始します。この研究は、公益財団法人 北海道科学技術総合振興センター(ノーステック財団)の『平成25年度イノベーション創出研究支援事業』の補助を得て実施されます。 (E-KURASHIのシステム紹介) 「E-KURASHI」は、札幌市立大学を中心とする異分野融合チーム(看護とデザイン)が2009年―2012年に開発した遠隔看護システム「E-KANGO(特許申請済)」を基盤に開発されました。ユーザーは、マイクロソフトのタブレット「Surface RT」にインストールされた専用のWindows8アプリに、体温・体重・服薬など日々の健康状態をタッチ操作で入力していくだけで、健康状態をセルフチェックできます。入力されたデータはクラウドソリューション「Microsoft Dynamics CRM Online」に蓄積されます。 システムについての相談など、タブレットを使用したビデオ通話も簡易に行うことができます。今後は、入力されたデータを医療スタッフが定期的にチェックしてユーザーの健康状態を把握、病気の早期発見や健康維持につなげることや、医療スタッフとのビデオ通話で健康相談を行うことを想定しています。 「E-KANGO」と比較し、従来型のパソコンだけでなく、最新のタブレット端末によるタッチ操作に対応することで、高齢者やパソコンに詳しくない方でも使いやすくなり、また入力されたデータをマイクロソフトのクラウドサービスに保管するなど、セキュリティ面も強化されています。 (実証研究の概要) 2013年11月より、4者は共同で、琴似再開発地区のマンション住民に対してSurface RTを貸出し、「E-KURASHI」の試用を住民の皆様にして頂き、そのフィードバックを得ます。札幌市立大学は、研究総括及び学術的見地(看護学とデザイン学の視点)からの実験実施・分析を担います。 AVCテクノロジー社はその長年にわたるノウハウを生かしてシステム設計・構築・運用を行います。日本マイクロソフトは、「E-KURASHI」のデータを蓄積するクラウドサービスを実証研究期間中無償で提供します。実験場である琴似に位置する株式会社コーポレーション・ミヤは、実験参加者との調整、実験場の提供を行います。 2014年度中に実証研究の成果をまとめ、2015年のサービス実用化に向けて改善を行います。 E-KANGO: 「イーカンゴ」と発音し、電子的な意味を持つElectronicと看護を組み合わせ、且つ「イー」と「良い」という意味を重ねた造語 E-KURASHI: 「イークラシ」と発音し、電子的な意味を持つElectronicと「暮らし」を組み合わせ、且つ「イー」と「良い」という意味を重ねた造語。 札幌市立大学チームが開発したE-KANGO(遠隔看護)システムを原点とし、ICTを用いて日常生活を健康管理・疾病予防の観点から支援するシステム。 E-KANGO研究チーム: 札幌市立大学5名と天使大学1名により構成されたチームで2009-2012年システム構築・検証を重ねてき、枝幸町での2年後の実用化を目指した実験・改善を継続している。 E-KURASHI研究チーム: 札幌市立大学(他大学2名含む)6名、AVCテクノロジー社、日本マイクロソフト社、株式会社コーポレーション・ミヤで構成されるチーム (支援機関・団体) 今回の民間企業との共同開発に至るまでに、札幌市立大学はベースとなったE-KANGOシステム設計・構築において多くの支援を受けて参りました。加えて、今般のE-KURASHI研究ではノーステック財団より研究補助を受けて行います。 ●札幌市(経済局) ●ノーステック財団(2011年、2012年、2013年研究補助金) ●枝幸町 ●田村ICT基金(札幌市民個人寄付金、2012―2013年) ●北海道訪問看護ステーション連絡協議会 ●パソコン倶楽部新陽会 ●勇美記念財団(在宅医療助成金) ●厚生労働省(高齢者健康推進等補助金、2009年) ●枝幸町訪問看護ステーション(北海道総合ケア事業団) ◆マイクロソフトに関する詳細な情報は、下記マイクロソフトWebサイトを通じて入手できます。 日本マイクロソフト株式会社Webサイト <http://www.microsoft.com/japan/> マイクロソフトコーポレーション Webサイト <http://www.microsoft.com/> *Microsoft、Windows、Surfaceは、米国Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標または商標です。 *Windowsの正式名称は、Microsoft Windows Operating Systemです。 *その他文中に記載している社名・商品名は各社の商標または登録商標です。 PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword