2013/11/15 Category : 未選択 タカラバイオ、生体に有害な化学物質アクロレインを検出する研究用試薬を発売 酸化ストレス研究用試薬を発売 タカラバイオ株式会社は、生体にとって有害な化学物質であるアクロレインを検出する研究用試薬を、本年12月16日より販売します。 アクロレインはアルデヒドの一種でたばこ煙、排気ガス等に含まれる有害物質です。近年、生体内での脂質の過酸化によってアクロレインが生成することが明らかにされ、生体に対するアクロレインの影響が注目されています。 アクロレインは動脈硬化症患者の疾患部位に検出されることが分かっているほか、近年では、特に脳梗塞とアクロレインの関係がクローズアップされ、脳梗塞患者では血中のアクロレインが多くみられることから、アクロレインは動脈硬化、脳梗塞といった血管系疾患の疾患マーカーの1つとして、当該研究分野で有用なツールとして期待されています。 本製品はタンパク質と結合したアクロレインを特異的に認識する抗体を用いて、ELISA法により検体中に含まれるアクロレインを2時間以内に測定することが可能です。 当社は、本製品を含め今後も抗体関連製品の拡充を図り、売上拡大に努めてまいります。 【製品概要】 製品名 Acrolein-Lysine Adduct Competitive EIA Kit 製品コード MK150 容量 96回 希望小売価格(税込) 106,050円 *製品画像は添付の関連資料を参照 当資料取り扱い上の注意点 資料中の当社の現在の計画、見通し、戦略、確信などのうち、歴史的事実でないものは、将来の業績に関する見通しであり、これらは現時点において入手可能な情報から得られた当社経営陣の判断に基づくものですが、重大なリスクや不確実性を含んでいる情報から得られた多くの仮定および考えに基づきなされたものであります。実際の業績は、さまざまな要素によりこれら予測とは大きく異なる結果となり得ることをご承知おきください。実際の業績に影響を与える要素には、経済情勢、特に消費動向、為替レートの変動、法律・行政制度の変化、競合会社の価格・製品戦略による圧力、当社の既存製品および新製品の販売力の低下、生産中断、当社の知的所有権に対する侵害、急速な技術革新、重大な訴訟における不利な判決等がありますが、業績に影響を与える要素はこれらに限定されるものではありません。 <参考資料> 【語句説明】 ELISA (Enzyme-Linked ImmunoSorbent Assay)法 試料中に含まれる抗体を検出、又は抗原の濃度を定量する目的で使用される方法です。特異性の高い抗原抗体反応を利用し、酵素反応に基づく発色・発光をすることにより試料中の特定のタンパク質を検出・定量できます。 動脈硬化 動脈が肥厚し硬化した状態を動脈硬化といい、これによって引き起こされる様々な病態のことをいいます。動脈が硬化すると、血管の内側がもろくなり、血管の中が狭くなったり、詰まったりします。その結果、必要な酸素、栄養がいきわたらず、臓器や組織が正常に機能しなくなります。また硬化することで、血管がもろくなり破れやすくもなります。 脳梗塞 脳内の動脈閉塞、または狭窄のため、脳虚血を来たし、脳組織が酸素、栄養不足のため壊死又は壊死に近い状態になることをいいます。脳梗塞を含め、動脈硬化による狭心症、心筋梗塞等、血管系疾患による死亡はガンによるものより多いと言われています。それだけに血管系による病気に対しては未然に防ぎ、又、早期発見が大事とされています。 PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword