2013/11/12 Category : 未選択 ニコン、研究用倒立顕微鏡向け「レーザーアプリケーションシステム Ti-LAPP」を発売 バイオイメージング分野の様々な先端研究をサポートする 「レーザーアプリケーションシステム Ti-LAPP」を発売 株式会社ニコン(社長:木村 眞琴、東京都千代田区)は、研究用倒立顕微鏡「ECLIPSE Tiシリーズ」向けに、様々な蛍光照明モジュールを任意に組み合わせることができる「レーザーアプリケーションシステム Ti-LAPP」を発売します。 なお、本製品は「The 43rd annual meeting of the Society for Neuroscience(第43回米国神経科学学会)」(11月9日~13日、於:米国サンディエゴ)に出展します。 ●発売概要 商品名 :「レーザーアプリケーションシステム Ti-LAPP」 価格 :H-TIRFモジュールセット:¥3,332,700~(税別¥3,174,000~) DMDモジュールセット:¥7,186,200~(税別¥6,844,000~) H-TIRFモジュール+DMDモジュールセット:¥9,153,900~(税別¥8,718,000~) (価格は仕様により異なります。倒立顕微鏡および光源部は含みません。) 発売予定:2014年2月 *商品画像などは、添付の関連資料を参照 ●発売のねらい バイオイメージング分野では全反射蛍光(※1)観察ができる顕微鏡の登場以来、生細胞を用いた細胞膜の研究や一分子蛍光観察が盛んに行なわれるようになり ました。また、光刺激(※2)により細胞内のタンパク質の移動や、光感受性タンパク質を用いた神経細胞ネットワークの観察なども行なわれています。このよ うに、細胞の複雑な機能を解明するための観察手法は多様化、複雑化しています。 「レーザーアプリケーションシステム Ti-LAPP」 は顕微鏡を使用した落射蛍光(※3)観察、全反射蛍光観察、光刺激それぞれの機能をモジュール化しました。これにより、研究用倒立顕微鏡「ECLIPSE Tiシリーズ」に各モジュールを任意に組み合わせることで、多様な観察手法に対応できます。用途に応じた顕微鏡機能の変更や追加を容易にすることで、倒 立顕微鏡を用いた最先端の研究をサポートします。 ※1:全反射蛍光(TIRF:Total Internal Reflection Fluorescence):全反射現象によって生じるエバネッセント光により、カバーガラス近傍の薄い領域(50-200nm)の蛍光物質のみを励起させ、観察する方法。 ※2:光刺激:生細胞に光を照射し、蛍光物質や細胞そのものに変化を起こし、蛍光強度や波長、細胞の活動変化を観察する方法。 ※3:落射蛍光:観察と同じ方向から励起光を照射し、標本で発生した蛍光を観察する方法。 ●主な特長 1.高い自由度、拡張性 モジュールを自由に組み合わせることで、希望の仕様にカスタマイズすることができます。例えば、光刺激装置「DMDモジュール」、TIRF照明装置 「H-TIRFモジュール」、蛍光照明装置「EPI FLモジュ-ル」の3つを組み合わせることで、落射蛍光観察や全反射蛍光観察をしながら光刺激を行な うことが可能です。 また、研究用倒立顕微鏡「ECLIPSE Tiシリーズ」の階層構造を活用すれば、1台の顕微鏡で実現できる観察 手法はさらに広がります。これらのモジュールは組み換え、追加が可能であり、ユーザーの研究段階に応じてシステムを変更することもできます。 *参考画像は、添付の関連資料「参考画像1」を参照 2.全反射蛍光観察を容易にする自動調整機能 TIRF照明装置「H-TIRFモジュール」は、画像統合ソフトウェア「NIS-Elements」(別売)の使用により、標本に対するレーザー入射角度 やエバネッセント光の染み出し深さの条件を自動で調整することができます。また、これらの設定条件の個別調整や保存、呼び出しなどができるため、任意の観 察をスムーズに行なうことができます。 *参考画像は、添付の関連資料「参考画像2」を参照 3.多様な光刺激パターンが可能 光刺激装置「DMDモジュール」は、画像統合ソフトウェア「NIS-Elements」(別売)を使用することで、複雑な細胞の形や蛍光タンパク質が局在する位置に合わせて任意の位置・範囲で同時に多点への光刺激を行なうことが可能です。 *参考画像は、添付の関連資料「参考画像3」を参照 <この件に関する問い合わせ先> ●お客様の問い合わせ先 株式会社ニコンインステック バイオサイエンス営業本部アプリケーション技術部 亀岡 100-8331 東京都千代田区有楽町1-12-1(新有楽町ビル) 03-3216-9163 ●ニコン・ホームページ http://www.nikon.co.jp/ ●ニコンインストルメンツカンパニー・ホームページ http://www.nikon-instruments.jp/ PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword