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JFEエンジニアリング、インドネシア国営セメント会社向け廃熱回収発電設備を受注

インドネシア最大のセメント会社より廃熱回収発電設備を受注
~二国間クレジット制度(JCM)の適用を目指して実現可能性調査に着手



  JFEエンジニアリング株式会社(社長:岸本純幸、本社:東京都千代田区)は、このたびインドネシア最大のセメント会社で国営のセメンインドネシア社よ り、廃熱回収発電設備を受注しましたので、お知らせします。なお、このプロジェクトは、二国間クレジット制度(JCM)の適用を目指して環境省より実現可 能性調査を受託しています。

 当社が受注したのは、セメンインドネシア社のトゥバン工場に設置される廃熱回収発電設備納入です。当社にて 設計製作後、据付は現地企業に発注となります。発電規模は約28MWで、完成は2014年度末、稼動は2015年度を予定しています。この設備は、セメン ト製造時に出る廃熱を利用して発電を行うもので、ボイラや蒸気タービン、発電機などの主要機器で構成されています。当社は、廃熱回収発電設備に関して台 湾、中国や欧米などの各国のセメント工場に納入しており、インドネシアでは同社のパダン工場に続いて2基目となります。今回、こうした多くの実績や当社設 備が高効率で、400度前後の高温ガスから200度前後の低温ガスまで発電できることなどが評価され、採用にいたりました。

 なお当社 は、当設備の導入に関して本年7月、環境省より「平成25年度 二国間クレジット制度の実証案件組成調査」を受託し、実現可能性調査に着手しました。二国 間クレジット制度(JCM:Joint Credit Mechanism)は、途上国に対し、優れた低炭素技術などの普及によって実現する温室効果ガス 排出削減量を日本の排出削減目標の達成に活用できる制度で、日本とインドネシア間では本年8月26日に同制度に関わる二国間文書の署名がされています。
  廃熱回収発電設備は、これまで未利用の廃熱によって発電するためCO2の削減効率が大きく、今回のプロジェクトにおいて設備をフル稼働した場合の削減量は 約13万トンとなる見込みです。今年度の実現可能性調査を経て、2014年度に「設備補助事業」として採択されれば、設備稼働後にCO2削減量のクレジッ ト確認を行い、製作据付費に対して補助金が交付される見込みです。なお、この際補助率に応じて本設備による削減量の一部が日尼合同委員会より日本国のクレ ジットとして発行されることになります。

 また当社とセメンインドネシア社は、10月23日に環境分野において広く協業を進めるため「包 括業務提携」を締結しました。セメンインドネシア社はインドネシア国内に3ケ所、ベトナムに1ケ所の事業会社(セメント製造工場)を有しています。今後、 両社は、インドネシアやベトナムにおいて、工場内の廃熱回収発電設備のみならず廃棄物処理などの環境事業にも展開する方針です。
 今回の提携を通じて当社は、新興国に対して最先端の環境技術の提案を加速してまいります。


<受注概要>
 ■工場:トゥバン工場(トゥバン市)
 ■設備:廃熱発電設備(発電規模/約28MW)
 ■当社受注範囲:設計・製作まで
 ■工期:2013年10月~2015年3月


<セメンインドネシア社>
 ■社長:ドゥイ スジプト
 ■製造工場(事業会社):インドネシア3ヶ所、ベトナム1ケ所
 ■売上高:1,390億円
 ■セメント生産量:2000万t/年


 ※以下の画像は、添付の関連資料「参考画像」を参照
  ・セメンインドネシア社 トゥバン工場全景
  ・廃熱回収発電設備を導入するセメント製造プラント
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