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ルネサスエレクトロニクス、車載向け地デジ放送受信用ミドルウェアのサンプル提供開始

車載情報機器向けプラットフォームソリューション強化の一環とする地上デジタル放送受信用ミドルウェアの提供開始について
~車載情報機器向けプラットフォームソリューション「R-Car」に対応したミドルウェアのラインアップを拡充~


 ルネサス エレクトロニクス株式会社(代表取締役会長兼CEO:作田 久男、以下ルネサス)はこのたび、車載情報機器向けプラットフォームソリューション対応の地上デジタル放送受信用ミドルウェアとして、ISDB-T(Integrated Service Digital Broadcasting-Terrestrial)(注1)方式に対応したミドルウェアを開発し、本年12月よりサンプル提供を開始いたします。
 新製品は、(1)当社最新の車載情報機器向けSoC(System on a Chip)である「R-Car H2」及び「R-Car M2」のハードウェアに最適化したミドルウェアであること、(2)強固なエラー耐性機能、(3)高機能化するマルチメディア要望に対応した制御フロー、といった特長を有しております。

 近年、車載情報機器は、カーナビゲーションなどの単機能製品から、スマートフォンに代表されるクラウドなどのIT技術との融合や、車載カメラによる周辺監視などの安全に向けた機能の統合が進み、より一層の高機能、高性能なマルチメディア機能が求められています。このため、システムを実現するためのソフトウェアの開発難易度が上がり、開発費の高騰や、開発工期の長期化、製品品質維持の難しさなどが課題となってきています。
 当社では、2005年にカーナビゲーションなどの車載情報機器向けにISDB-T(ワンセグ)放送受信用ミドルウェアを市場に先駆けて製品化し、その後も2009年にはISDB-T(フルセグ)放送受信用ミドルウェアを開発するなど、多様なミドルウェア製品を市場に提供しております。また、2013年3月にR-Car H2を、そして2013年9月にR-Car M2と、車載情報機器向けSoCを次々と市場投入しております。
 このような状況のもと、当社はこれまで培ってきた技術を用いてR-Car H2及びR-Car M2に対応した地上デジタル放送受信用ミドルウェアを、車載情報機器向けの地上デジタル放送視聴受信システムが容易に構築できるソリューションとして提供することにいたしました。

 新製品の特長の詳細は以下のとおりです。

(1)ハードウェアに最適化したミドルウェア
 新製品は、R-Car H2およびR-Car M2に搭載されたビデオ画像処理(合成、拡大・縮小、IP変換などの機能)のハードウェアを専用ドライバソフトにより効率的に制御することで、SoCの性能を最大限に引き出すよう最適化している。これにより、ユーザーのシステムから複雑なハードウェア制御を行うことなく、地上デジタル放送の視聴システムを構築できる。

(2)強固なエラー耐性機能
 新製品は、車載情報機器に必要となる強固なエラー耐性機能を搭載。テレビ放送の受信状態が悪い場合でも、映像や音声をできる限りスムーズに出力できるように、欠落したデータを補うコンシール処理を用いた映像補完処理や、音声ノイズを低減するためのフェード処理を備えている。これにより、走行時に受信状態が悪化した場合でも、スムーズなテレビ視聴環境の実現に貢献する。

(3)高機能化するマルチメディア要望に対応した制御フロー
 2画面出力や複数アプリケーションの同時動作など、マルチメディア機能の高機能化に伴い、高負荷環境においても安定的に動作するシステムの構築が求められている。新製品はこのようなニーズに応えるために、ハードウェアを制御する命令データと映像・音声などのメディアデータのバス帯域を分割・管理するという制御フローの実現により安定的な地上デジタル放送視聴システムの構築に貢献する。
 また、映像の高画質化といった性能面の要望に対しては、映像画質を劣化させる縮小処理を極力排除した制御フローを実現。ユーザーのシステムからこれらの制御フローを動的に選択することで、様々なユースケースに対応した製品開発が可能となる。

 新製品はこの他にも、2013年3月より全国の放送局で運用が開始された、ICカード(B-CASカード(注2))を用いないコンテンツ権利保護専用方式(注3)(ARIB(注4)標準規格STD-B25第3部)準拠の限定受信方式に対応しており、従来方式(B-CASカード使用)だけでなく、ユーザーの柔軟なシステム開発に貢献いたします。
 ルネサスは今後も新製品の機能拡張により、海外のデジタルテレビ放送規格に対応したミドルウェアを展開する計画です。

 新製品の主な仕様は別紙をご参照ください。

 ※別紙は、添付の関連資料を参照


以上


(注1)ISDB-T(Integrated Service Digital Broadcasting-Terrestrial):日本における地上デジタル放送で採用されている通信規格。

(注2)B-CASカード:デジタル放送の限定受信システムで使用されるICカード。

(注3)コンテンツ権利保護専用方式:ARIB標準規格STD-B25第3部で定義されている、デジタル放送における限定受信方式のひとつ。

(注4)ARIB:Association of Radio Industries and Businessの略称、一般社団法人電波産業会。日本の携帯電話やデジタル放送に関する標準規格策定を行っている業界団体。


 *本リリース中の製品名やサービス名は全てそれぞれの所有者に属する商標または登録商標です。
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