忍者ブログ

リリースコンテナ第3倉庫



Home > ブログ > > [PR] Home > ブログ > 未選択 > 三菱ケミカルHDグループなど、豪・ビクトリア州の太陽光利用型植物工場の規模を拡大

三菱ケミカルHDグループなど、豪・ビクトリア州の太陽光利用型植物工場の規模を拡大

オーストラリアでの太陽光利用型植物工場の実証試験の規模を拡大
~収穫した野菜の現地でのテスト販売を開始~



 三菱ケミカルホールディングスグループの三菱樹脂アグリドリーム株式会社(以降「MPAD」)および株式会社地球快適化インスティテュート(以降「TKI」)は、実証試験を行っているオーストラリア・ビクトリア州の太陽光利用型植物工場において、野菜が安定的に栽培・収穫できることが実証されたことから、次のステップとして、収穫した野菜のオーストラリアでのテスト販売を実施するべく、本年12月に植物工場の規模を150m2から600m2へと拡大します。

 昨年11月、MPADおよびTKIは、オーストラリア・ビクトリア州環境・第一次産業省の関連会社であるAgriculture Victoria Services Pty,Ltd.と太陽光利用型植物工場の実証試験に関する契約を締結し、同省が保有するノックスフィールド農業試験場の一部区画(約150m2)に、MPADの閉鎖型苗生産システム「苗テラス(R)」(※1)および葉菜用養液栽培システム「ナッパーランド(R)」(※2)を設置し、太陽光利用型植物工場の実証試験を今春から行ってきました。その結果、オーストラリアの厳しい環境条件においても、日本と同じく高品質のホウレンソウなどの野菜を無農薬で栽培できることがほぼ実証されました。これに関し、ビクトリア州のデニス・ナプサイン首相からは、「MPAD、TKIの先進的な農業生産システムは、ビクトリア州政府が掲げる2030年までに農業生産量を倍増させるという政策にも大きく貢献するだろう」との高い評価を頂いております。

 そのような状況のなか、次のステップとして、収穫した野菜を、現地パートナーを通じて高級スーパーやレストランにテスト販売することを目的に、本年12月、同試験場の植物工場の規模を現状の約150m2から約600m2まで拡大して生産量を増やします。また、来年1月からのテスト販売においては、今後の事業展開を視野に入れ、植物工場で栽培された野菜のブランド化を図るべく、パッケージ等を工夫し、洗わずに生でも食べられる野菜という新たなカテゴリーを訴求していく予定です。なお、テスト販売によるプレマーケティングによって良好な結果が得られた場合、MPADは、現地パートナーと共同で、生産から加工、販売までを手掛ける現地法人を設立するなど、新たなビジネスモデルの構築に向けた検討を進めてまいります。

 私たちは、安全安心かつ高品質な野菜を提供する次世代アグリビジネスの普及に努め、三菱ケミカルホールディングスグループが提唱するKAITEKI(※3)の実現を目指してまいります。

 ※1 密閉空間で温度管理、光照射・灌水等を自動管理し、丈夫で均質な苗を短期間で育てるための設備
 ※2 水に養分を溶かした養液を循環させて、葉菜類を栽培するシステム
 ※3 人にとっての心地よさに加え、社会にとっての快適、地球にとっての快適を併せもったもので、真の持続可能な状態

PR

Comment0 Comment

Comment Form

  • お名前name
  • タイトルtitle
  • メールアドレスmail address
  • URLurl
  • コメントcomment
  • パスワードpassword