*1 PML:Probable Maximum Lossの略。地震被害を想定する指標。「予想最大損失率」。
米国の火災保険分野における保険情報の1つとして生まれ、その後、地震保険等の巨大災害のリスク評価分野で広く用いられるようになった。予想される損害額÷当該建物の再調達価額で算出され、あくまでも物的被害額がベースとなる概念。通常、新耐震基準の建物はPML値が10前後となる。
*3 FISC:公益財団法人 金融情報システムセンター「The Center for Financial Industry Information Systems」の略。金融機関の金融情報システムに関する活用や安全性の確保等に関する調査研究を行い、調査により得られた知見を、『金融機関等コンピュータシステムの安全対策基準』を始めとする各種ガイドライン等や、調査レポートとして提供している。1984年に旧大蔵省の許可により設立された。
*5 CASBEE:Comprehensive Assessment System for Built Environment Efficiencyの略。
建築環境総合性能評価システム。建築物の環境性能を多方面から客観的に評価し、格付けする手法。評価は「Sランク(素晴らしい)」から、「Aランク(大変良い)」「B+ランク(良い)」「B-ランク(やや劣る)」「Cランク(劣る)」という5段階のランクに分けられる。