忍者ブログ

リリースコンテナ第3倉庫



Home > ブログ > > [PR] Home > ブログ > 未選択 > 協和発酵キリン、KHK4827の乾癬を対象とした国内第2相臨床試験結果を発表

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

協和発酵キリン、KHK4827の乾癬を対象とした国内第2相臨床試験結果を発表

KHK4827の乾癬を対象とした国内第2相臨床試験結果


 協和発酵キリン株式会社(本社:東京、代表取締役社長:花井陳雄、以下「協和発酵キリン」)は、この度、局面型皮疹を有する乾癬(注1)を対象としたKHK4827(一般名:brodalumab)の国内第2相臨床試験をおこない、主要評価項目において本剤の有効性を確認しました。

 KHK4827の有効性・安全性を確認するため、中等症から重症の局面型皮疹を有する乾癬を対象とした二重盲検比較試験を実施したところ、投与開始後12週の時点で、70mg、140mg、210mg皮下投与群のいずれにおいても、プラセボ皮下投与群と比較し、主要評価項目であるPASIスコア(注2)改善率の有意な上昇が確認されました。また、安全性に関しても、臨床的に問題となる事象は認められませんでした。

 上記結果を踏まえて、引き続き本剤の開発を継続いたします。

 KHK4827は、アムジェン社(注3)(米国カリフォルニア州サウザンドオークス、CEO:ロバート・ブラッドウェイ)が創製したIL-17(注4)受容体に対する完全ヒト抗体です。2010年10月29日に、日本およびアジア諸国における独占的、開発・販売権を取得するライセンス契約を締結してキリン・アムジェン社(注5)より導入した開発候補品です。

 協和発酵キリンは、「がん」「腎」「免疫・アレルギー」を重点疾患領域とし、最先端のバイオテクノロジーを駆使して医薬品の開発に取り組んでいます。画期的な新薬を継続的に創出することで、世界の人々の健康と豊かさに貢献したいと考えています。

 注1.乾癬
 慢性の皮膚疾患の一種。典型的な症状として、浸潤・肥厚をともなう境界明瞭な紅斑が全身に現れ、銀白色の鱗屑を認めます。かゆみは約50%の症例にみられ、関節炎症状や爪の変形を伴うこともあります。

 注2.PASIスコア
 PASIは、Psoriasis Area and Severity Indexの略。乾癬の症状の重症度を点数化してあらわす指標の一つです。全身を頭部・体幹・上肢・下肢の4つの部位に分け、どの部分に、どのくらいの範囲で、どの程度の病変(紅斑・浸潤・落屑)があるかを調べます。

 注3.アムジェン社
 設立     :1980年
 所在地   :カリフォルニア州サウザンドオークス(Thousand Oaks,California)
 CEO    :ロバート・ブラッドウェイ(Robert A.Bradway)
 従業員数 :約20,000人
 アムジェン社の詳細情報については(http://www.amgen.com)をご参照ください。

 注4.IL-17
 IL-17は体内で造られるたんぱく質で、白血球などから分泌されますが、過剰に分泌されると本来外からの異物を排除する免疫システムが自分自身を攻撃し、乾癬をはじめとする自己免疫疾患の発症に関与することが予想されています。IL-17の機能を阻害することができれば、病態進行の抑制、もしくは治療薬になることが期待されています。

 注5.キリン・アムジェン社
 キリンホールディングスとアムジェン社のジョイントベンチャーです。
PR

Comment0 Comment

Comment Form

  • お名前name
  • タイトルtitle
  • メールアドレスmail address
  • URLurl
  • コメントcomment
  • パスワードpassword