2013/09/26 Category : 未選択 太陽誘電、小型大容量積層セラミックコンデンサーに定格電圧6.3Vの商品を追加 太陽誘電:小型大容量積層セラミックコンデンサ、最先端品のラインアップ拡大 -高い定格電圧と業界トップの大容量を両立、モバイル機器の高性能化に対応- 太陽誘電株式会社(代表取締役社長:綿貫 英治、本社:東京都台東区)は、各サイズで業界最大の静電容量(注1)となる0603サイズ2.2μF、1005サイズ22μF、1608サイズ47μFの積層セラミックコンデンサに、定格電圧6.3Vの商品を追加します。 今回の商品は、定格電圧を当社従来品の4Vから約1.5倍の6.3Vに向上させ、業界トップクラスの定格電圧と静電容量を両立しました。これらの商品は、スマートフォン、タブレット端末などの小型モバイル機器のIC(注2)電源ライン向けデカップリング用途に使用されます。 2013年10月より、玉村工場(群馬県佐波郡玉村町)にて、0603サイズと1005サイズがそれぞれ月産5000万個体制、1608サイズが月産1000万個体制で順次量産を開始します。当社サンプル価格は、0603サイズが30円、1005サイズが50円、1608サイズが70円です。 スマートフォンやタブレット端末などのモバイル機器は、多機能化、高性能化が進み、小型・薄型の筐体に多くの機能を集約することが求められています。これらの機器に使用されるICも高性能化しているため、電源ラインに搭載されるデカップリング用途の積層セラミックコンデンサの小型大容量化に対するニーズが高まっています。一方、機器には複数のICが搭載されていますが、これらはさまざまな電圧で駆動しており、当社従来品の定格電圧4Vでは一部のIC電源ラインに対応できませんでした。今回、小型大容量積層セラミックコンデンサの定格電圧が当社従来品の4Vから6.3Vに向上したことで、より多くのIC電源ラインに対応することができるようになりました。 太陽誘電では、1984年のニッケル電極大容量積層セラミックコンデンサの商品化以来、材料技術や積層技術などを高度化することで積層セラミックコンデンサの小型化、大容量化、高い定格電圧への対応を進めてきました。今後も顧客や市場のニーズにマッチした小型大容量積層セラミックコンデンサを他社に先駆けて市場に投入すべく、スーパーハイエンド商品の開発に注力していきます。 これらの商品は、10月1日から幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区)で開催される「CEATEC JAPAN 2013」の太陽誘電ブースにて展示します。 ■用途 スマートフォン、タブレット端末などの小型モバイル機器のIC電源ライン向けデカップリング用途。 ※小型大容量積層セラミックコンデンサの各サイズ最大容量は、添付の関連資料を参照 ■用語解説 (注1)静電容量、μF(マイクロファラッド) コンデンサの代表的な電気特性。コンデンサなどがどれだけ電気を蓄えられるかを表す値。F(ファラッド)は静電容量の単位を表す。μ(マイクロ)は100万分の1。 (注2)IC(Integrated Circuit:集積回路、アイシー) コンデンサ、トランジスタ、ダイオード、抵抗などの素子を集積し、各種の機能を持たせた電子回路。 PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword