2013/10/31 Category : 未選択 日本電産、ホンダエレシスの全株式を取得 株式会社ホンダエレシスの株式取得に関する株式譲渡契約書締結のお知らせ 日本電産株式会社(以下、「当社」)は、本日、下記の通り株式会社ホンダエレシス(以下、「エレシス」)の全株式を取得すること(以下、「本件株式取得」又は「本件取引」)について、エレシスの株主である本田技研工業株式会社(以下、「ホンダ」)、日本電気株式会社、株式会社ショーワ、及び日信工業株式会社(以下、併せて「株主ら」)各社との間で、株式譲渡契約書(以下、「本件株式譲渡契約」)を締結致しましたので、お知らせ致します。 記1. 本件取引の背景と目的 日本電産グループは、各種モータを中心とした「回るもの、動くもの」とその応用製品、設備、部品といった分野に特化した経営を基本方針とし、これまで関連各分野に精通している企業と資本・業務提携を行うことにより、IT 市場関連のみならず車載、家電・商業・産業機器などあらゆるモータ分野に事業を拡大展開して参りました。 車載モータ事業に関しては、2006年12月にフランスのValeo社のMotors & Actuators事業(現:日本電産モーターズ アンド アクチュエーターズ株式会社)を買収することにより、車載モータ事業分野に本格参入して以来、2012年12月には中国の江蘇凱宇汽車電器有限公司(現:日本電産凱宇汽車電器(江蘇)有限公司)による第三者割当増資の引受けによる資本参加、2013年9月には当社子会社の日本電産サンキョー株式会社による三菱マテリアルシーエムアイ株式会社株式の取得に係る基本合意等、車載モータ事業を日本電産グループにおける重点事業の一つとして、M&Aを積極展開して参りました。 今般、株主らと本件株式譲渡契約を締結した対象会社のエレシスは、ホンダの子会社であり、車体系の自動車電子制御ユニットの開発・製造・販売を事業とする世界トップレベルのエレクトロニクスシステムメーカーです。 電動パワーステアリング(EPS)モータ市場では、電子制御ユニットとの一体化(パワーパック)のニーズが非常に高まってきております。当社のEPS 用モータとエレシスの電子制御回路(ECU)を組み合わせることにより、モータ単体ビジネスからモジュールビジネスへの転換を図る事ができ、当社の目指す、車載分野における“世界トップのグローバル・メガサプライヤー”に大きく一歩を踏み出すことが可能となります。 本件取引により当社は多くのシナジー効果を期待しております。具体的には、今後あらゆる車載モータ(EPS に加え、エンジンクーリングファン(ECF)、パワーウィンドウ(W/L)、サンルーフ(S/R)等のモータ)とECU とのパワーパックが加速されて参りますが、エレシスの有する高度なECU 制御技術により当社のモータ性能を更に向上させ、低コスト・高性能化が可能となり、EPS、ECF、W/L、S/R 等でパワーパックビジネスの拡大が大いに期待できます。当社は、将来的には、電気自動車/ハイブリッド車のメインモータ市場に参入する事を目指しており、この市場においても新規システム開発の提案が可能になり ます。更に、製品技術のみならず、営業拠点・開発拠点・生産拠点のグローバル展開におけるシナジーも期待しております。 また、当社の関係会社が有している車載関連製品との組み合わせによるビジネス拡大も期待しております(例えば、日本電産コパル株式会社のセンシングカメラとエレシスのミリ波レーダー、日本電産トーソク株式会社のトランスミッションコントロールユニットとエレシスの制御システム、日本電産サンキョー株式会社のヘッドアップディスプレイ用モータとエレシスの制御システム等)。 そして、車載事業分野での当社グループの有する販売ネットワークを活用することにより、エレシスのホンダグループ以外への製品販売の機会が増えることも営業シナジーとして見込んでおります。 更に、エレシスは、近年注目が高まっている先進安全技術領域(アダプティブ・クルーズ・コントロール、レーン・キープ・アシスト、モーション・アダプティブEPS、衝突被害軽減システム等)において、研究・開発の第一線を走っておりますが、当社グループの経営資源を活用することにより、当該分野を更に伸長していきたいと考えております。2. エレシスの概要(1) 社名: 株式会社ホンダエレシス(2) 代 表 者 : 武部 克彦(3) 本社所在地: 神奈川県横浜市保土ヶ谷区神戸町134 番地 横浜ビジネスパーク ノーススクエアI(4) 拠点: 宇都宮事業所(生産、購買) 宇都宮開発センター(開発)(5) 海 外 子 会 社: Elesys North America Inc. (米国 ジョージア州アトランタ) 中山艾莱希斯電子有限公司(中国 広東省中山市) Elesys Asia Co., Ltd. (タイ チョンブリ県アマタナコン工業団地)(6) 事業内容: 車体系の自動車電子制御ユニットの開発、製造、販売(7) 従 業 員 数: 742 名(2013 年3 月末、連結ベース)(8) 資本金: 19.5 億円(9) 発行済株式総数: 7万2000 株(10) 大株主構成:ホンダ(60.8%)、日本電気株式会社(33.4%)、 (所有%) 株式会社ショーワ(2.9%)、日信工業株式会社(2.9%)(11) 売 上: 332 億円(2013 年3 月期)(12) 純資産: 133 億円(2013 年3 月期)(13) 総資産: 212 億円(2013 年3 月期)3.本件株式取得の概要(1) 対価 対価は現金とします。(2) 決済及び資金調達方法 手元現預金を充当致します。(3) 取得のストラクチャー 当社が株主らからエレシスの全株式を譲り受けます。(4) 今後のスケジュール 平成26 年3 月末 クロージング(予定) 但し、規制当局による認可の状況等によっては、クロージング時期が変更される可能性があります。4.大株主ホンダの概要(1) 社 名: 本田技研工業株式会社(2) 所在地: 東京都港区南青山2-1-1(3) 代表者: 代表取締役 社長執行役員 伊東孝紳(4) 事業内容: 輸送用機器(二輪車、四輪車、汎用製品など)の研究・開発・製 造・販売(5) 資本金: 860 億円(2013 年3 月末現在)(6) 設立: 1948 年9 月5.今期の業績に与える影響 本件取引が今期の業績に与える影響につきましては、詳細が確定次第、証券取引所における適時開示規則に基づき適切に公表するとともに、業績予想の修正がある場合には改めて適時にお知らせ致します。以 上 PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword