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日本IBMなど、大規模システム開発プロジェクトの管理データ一元化など開発成果を公開

大規模システム開発プロジェクトの管理データを組織を超えて一元化
~「次世代プロジェクト管理データ交換アーキテクチャ協議会」による研究開発成果の
第一弾として「PROMCODEインターフェース仕様書」ほかを国内向けに公開~


 南山大学、日本アイ・ビー・エム株式会社、富士通株式会社、日本電気株式会社、株式会社NTTデータ、株式会社日立製作所、株式会社野村総合研究所の6社1大学で構成する「次世代プロジェクト管理データ交換アーキテクチャ協議会」(PROMCODE:PROject Management for COntracted DElivery)は、成果の第一弾としてプロジェクト管理データを組織間で交換するための「PROMCODEインターフェース仕様書」を本協議会のWebページ(http://lab.nise.org/PROMCODE/)にて公開します。あわせて、この仕様書に基づき実プロジェクトへの適用を支援する「PROMCODE適用マニュアル」、「PROMCODEアダプターソフトウエア」とそれを適用した「PROMCODE実証実験報告書」も公開します。これらの成果によって、ユーザーとベンダー間でプロジェクト管理データを、標準インターフェースを介して一元管理することが可能となり、プロジェクトの開発遅延やコスト超過などのリスクの低減を図ります。


「次世代プロジェクト管理データ交換アーキテクチャ協議会」公式Webページ
 <URL:http://lab.nise.org/PROMCODE/

 ※図は、添付の関連資料を参照


 本協議会は、ユーザーと複数ベンダーが参画する大規模なシステムインテグレーション(以下SI)やソフトウエア開発プロジェクトにおいて、ユーザーとベンダー間でのタイムリーで効率的な進捗管理や品質管理を実現することを目的に、組織やプラットフォームによらずプロジェクト管理データを交換できるインターフェースの標準規約を開発してきました。
 「PROMCODEインターフェース仕様書」をはじめとする本協議会の成果は、日本における複数組織による多層型の大規模なSIやソフトウエア開発における会員各社の知見を結集したものです。「PROMCODEインターフェース仕様書」は、実際の開発プロジェクトで使用している管理データをもとに策定され、実証実験を通して有効性を確認しています。今後、本協議会では、実プロジェクトへの適用を推進します。これにより、大規模なSIやソフトウエア開発に参画するユーザーとベンダーの関係が、柔軟かつ独立性の高いものとなり、日本の情報産業の革新に資することを目指します。
 さらに、オフショア開発の進展などに伴い、グローバルレベルでの複数組織による分散開発は世界共通の課題となっていることから、本協議会の成果を国際規格として標準化することを目指し、OASIS[注1]に技術委員会(Technical Committee)の設立を準備しています。


■成果物:「PROMCODEインターフェース仕様書」、「PROMCODE適用マニュアル」、「PROMCODEアダプターソフトウエア」、「PROMCODE実証実験報告書」について

・「PROMCODEインターフェース仕様書」
 異なる組織間でプロジェクト管理データを交換するための標準インターフェースを定めたものです。現場におけるプロジェクト管理の実績に基づき、国際的な知識体系であるPMBOK[注2]などとの整合性を考慮して定めています。
 組織間で交換されるプロジェクト管理データのモデルを標準化した「PROMCODEドメインモデル仕様書」とそのデータモデルを介して各組織で利用している個別の管理ツール間でデータ交換を行うリソースを定義した「PROMCODEリソース定義仕様書」から構成されています。

・「PROMCODE適用マニュアル」
 「PROMCODEインターフェース仕様書」に基づきデータ交換ソフトウエアを開発するガイドとなる「PROMCODEサービス開発ガイド」とそれを現場へ適用するための指針となる「PROMCODE適用ガイド」で構成されています。

・「PROMCODEアダプターソフトウエア」
 PROMCODEインターフェース仕様書に基づいて異なる組織間でデータを交換するためのソフトウエアの実装例です。ソフトウエアツール間のデータ交換インターフェースの標準仕様を目指しているOSLC[注3]に準拠し、Eclipse Lyo[注4]のオープンソースソフトウエアとして公開します。
 また「PROMCODE実証実験報告書」は、各社がインターフェースの実用性について実証実験により検証した結果を報告しています。


■公開する成果物の一覧

 1.活動成果報告書
 2.PROMCODEインターフェース仕様書
  (1)PROMCODEドメインモデル仕様書
  (2)PROMCODEリソース定義仕様書
 3.PROMCODE適用マニュアル
  (1)PROMCODE適用ガイド
  (2)PROMCODEサービス開発ガイド
 4.PROMCODE アダプターソフトウエア
 5.PROMCODE実証実験報告書


 ※特長など以下リリースの詳細は、添付の関連資料を参照


【注釈】
 注1:
  OASIS(Organization for the Advancement of Structured Information Standards)[オアシス]
  Web上で、クラウドコンピューティング、セキュリティーなどの情報システム開発のための業界標準を策定する非営利団体です。65か国以上から6,000を超える組織・個人が加入しています。詳しくは下記のWebページをご覧ください。
  OASIS Webページ:https://www.oasis-open.org/orgg

 注2:
  プロジェクト管理知識体系 PMBOK(Project Management Body Of Knowledge)[ピンボック]
  非営利団体PMI(Project Management Institute)が策定したプロジェクト管理に関する知識の体系です。詳しくは、下記のWebページをご覧ください。
  一般社団法人 PMI日本支部のWebページ:https://www.pmi-japan.org/

 注3:
  OSLC(Open Services for Lifecycle Collaboration)[オーエスエルシー]
  Web上でソフトウエア基盤環境(OS、ハードウエアなど)によらずソフトウエア開発のデータを交換するためのインターフェース仕様を定めている非営利団体です。OSLCの成果を国際標準とするために、OASIS内にOSLCメンバーセクションが2013年5月に設置されました。詳しくは、下記のWebページをご覧ください。
  OSLC Webページ:http://open-services.net/

 注4:
  Eclipse Lyo[エクリプス リオ]
  OSLCの仕様に基づくソフトウエアをEclipse上のオープンソースとして公開しています。詳しくは、下記のWebページをご覧ください。
  Eclipse Lyo Webページ:http://eclipse.org/lyo/


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