「個客価値の共創(The Customer-activated Enterprise)」と題されたこの調査は、世界70カ国20業種の4,000名以上のCEO、CMO(最高マーケティング責任者)、CFO(最高財務責任者)、CIO(最高情報責任者)などの経営層との対面インタビューを元にした知見をまとめたものです。IBMのInstitute for Business Valueが実施したこの調査により、CEOの60パーセントが今後3~5年間で顧客との連携を強め、得られた知見を事業計画に積極的に取り入れたいと考えており、CEOの43パーセントが現在すでに顧客の声を事業戦略の策定に組み入れていることが明らかになりました。
IBMグローバル・ビジネス・サービス事業のシニア・バイス・プレジデントであるブリジット・ヴァン・クラリンゲン(Bridget van Kralingen)は、次のように述べています。「過去10年間にわたって実施した経営層を対象とする調査によって、組織がオープンで協調的かつ互恵的な事業モデルを取り入れる方向へと着実に変化していることが明らかになりました。今日、CEOたちはすべてを一人で担うことはできないことを認識しています。組織をオープン化し、境界を取り払い、積極的に顧客と連携する、つまり、ビジネスモデルと事業戦略の策定において顧客の意見を反映するようになっています。」
Jones Lang LasalleのCIOであるデビッド・ジョンソン(David Johnson)氏は、次のように述べています。「イノベーションに対するアウトサイド・インのアプローチに関して、当社ではお客様の価値を高め、ニーズを満たすため、お客様からのインプットを優先させています。そうしたコラボレーションを通じて、お客様の満足度を高め末永いご愛顧を賜るための、より適切なサービスの提供に努めています。」
IBM、IBMロゴ、ibm.com、IBM Watsonは、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corp.の商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。現時点でのIBMの商標リストについては、http://www.ibm.com/legal/copytrade.shtml(US)をご覧ください。