IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役:竹内正人、Tel代表:03-3556-4760)は、2012年の国内サーバー市場におけるサーバークラス別動向とハイエンドサーバー市場におけるベンダー競合分析結果を発表しました。これによると、2012年のハイエンドサーバー市場規模は1,559億円で、5年前にあたる2007年の市場規模の63.4%に縮小しています。また、2012年のハイエンドサーバー市場の製品別(出荷額)構成比は、メインフレームが64.5%、RISC&IA64サーバーが28.3%、その他(x86サーバーとビジネスサーバー)が7.2%でした。ハイエンドサーバー市場は、価格帯が「2,500万円以上」のサーバー製品を対象としており、メインフレームとRISC&IA64サーバーの動向の影響を大きく受ける市場です。
IDC Japan サーバー リサーチマネージャーの都築 裕之は「国内サーバー市場は、高価格製品から低価格製品へのシフト傾向とサーバー集約傾向がある。そのため、価格の高いハイエンドサーバー市場は縮小傾向を示している。しかし、ハイエンドサーバー市場におけるベンダー競合分析から、低価格製品へのシフト傾向とサーバー集約傾向には、ベンダーによる差異が認められる。今後、ビックデータ、モバイル、クラウド等の成長市場に適合した製品・ソリューションの強化により、ワークロードを増加させ、サーバーの出荷額減少を抑える施策が重要になる」と述べています。
<IDC社 概要>
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