SAPとSAS、リアルタイムエンタープライズの強化を推進する戦略的な提携を発表
SAP HANA(R)プラットフォームとSASの各業界向けアプリケーションの組み合わせにより革新的なハイパフォーマンスソリューションを提供
(本リリースは、10月22日に弊社独本社から発表された発表文の抄訳です)
SAP AG(NYSE:SAP、以下 SAP)と米国SAS Institute Inc.(以下 SAS)は、高度なインメモリーデータ分析機能をさまざまな業界の企業に提供するための戦略的な提携を発表しました。SAPとSASはSAP HANA(R)プラットフォームとSASのアナリティクスを活用した、テクノロジーおよび製品ロードマップの共同構築に向け密接に協力していきます。インメモリーのSAP HANAプラットフォームにSASのアプリケーションを組み込み、業界で実績のあるSASのアドバンスド・アナリティクス・アルゴリズムをSAP HANA上で実行することにより、意思決定に携わる人々は、SASとSAP HANAの統合環境において、リアルタイムのデータ分析がもたらす価値を享受できるようになります。
IDCのWorldwide Software and Services,Research担当シニア・バイスプレジデントであるヘンリー・モリス(Henry Morris)氏は、「アドバンスドアナリティクスのマーケットリーダーであるSASがSAPと提携したことにより、データの移動の削減や、意思決定の迅速化を通じてビッグデータとアナリティクス関連の作業が簡素化されます。データベースに分析モデルを埋め込む方が、データをデータベースから分析モデルへ移動させるよりはるかに効率的です。今回の提携により両社のソリューションを利用するお客様には大きな価値がもたらされると期待しています」と述べています。
SAP AGの共同CEOでありエグゼクティブボードメンバーであるビル・マクダーモット(Bill McDermott)は、「SAP HANAプラットフォームとSASのアドバンスド・アナリティクス・アプリケーションの強力な組み合わせは、両社が共通のお客様への提供を計画しているイノベーションの第一弾となります。両社には共同で提供できる強力な能力と、それを活用することのできる無限の機会が存在します」と述べています。
【SAS Institute Inc.について】
SASは、ビジネス・アナリティクス・ソフトウェアとサービスのリーディング・カンパニーであり、ビジネス・インテリジェンス市場においても最大の独立系ベンダーです。SASは、高度な分析と将来予測を実現するフレームワークにもとづき、顧客企業の65,000以上のサイトに革新的なソリューションを提供しています。複雑な経営課題を解決するビジネス・ソリューションによって迅速で正確な意思決定を実現することで、顧客のパフォーマンス向上と価値の創出を支援します。1976年の設立以来、「The Power to Know(R)(知る力)」を世界各地の顧客に提供し続けています。本社:米国ノースカロライナ州キャリー、社員数:Worldwide約1万3千名、日本法人約240名(http://www.sas.com/)
*SASとその他の製品は米国とその他の国における米国SAS Institute Inc.の商標または登録商標です。その他の会社名ならびに製品名は、各社の商標または登録商標です。