SAPジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:安斎 富太郎、以下SAPジャパン)は、企業向けモビリティ管理を支援する SAP(R)Mobile Secure(エスエーピー・モバイル・セキュア)ポートフォリオを拡充しました。具体的には、SAP Mobile Secureポートフォリオに含まれるモバイルデバイス管理(MDM:Mobile Device Management)ソフトウェア 「SAP(R)Afaria(R)(エスエーピー・アファリア)」の最新版サービスパック(SP4)を本日から提供開始するなど、モバイルのデバイス、ア プリケーション、コンテンツ管理をさらに強化することで、セキュリティ性を向上します。
昨今、スマートフォンやタブレット端末などが急 速に普及し、ビジネスモビリティの重要性も拡大しています。企業のモバイル管理には、企業が配布する端末の管理はもちろん、BYOD(Bring Your Own Device)の浸透に伴い、アプリケーションや社内コンテンツへのアクセスなど、さまざまな側面からの対応が求められています。 SAP Mobile Secureポートフォリオには、MDMに加え、データやファイルなどのコンテンツ管理(MCM:Mobile Contents Management)ソフトウェアであるSAP(R)Mobile Documents(エスエーピー・モバイル・ドキュメント)、モバイルアプリ ケーション管理(MAM:Mobile Application Management)ソフトウェアのSAP(R)Mobile App Protection by Mocana(エスエーピー・モバイル・アップ・プロテクション・バイ・モッカーナ)が含まれ、エンタープライズモバイル管 理に必要とされるあらゆる要素を総合的に提供します。
SAP Afariaは、モバイルデバイスを安全に利用できるよう管理する信頼性 の高いMDMソリューションです。このたび、提供される最新版サービスパックによって、本ソフトウェアは新たにiOS 7の新機能に対応し、 Windows Phone 8への機能拡張を行います。iOS 7の新機能であるアプリケーションごとのVPN(Virtual Private Network)の設定やシングルサインオンなどが設定できることに加え、「監視」対象デバイス(注1)で管理できる制限項目の設定をSAP Afariaの管理画面上で行いリモート制御することができます。また、SAMSUNG社のAndroid搭載のGalaxyシリーズの一部で採用されて いる企業向けセキュリティソリューション「KNOX」と強固に連携し、「KNOX」の独自APIの利用を可能とすることから、BYODや企業のモバイルデ バイス利用時に、セキュアなアプリケーションコンテナ領域を生成、管理することが出来ます。
SAP Mobile Documents は、社内コンテンツへのモバイルアクセスをセキュリティの高い環境で実現するソフトウェアです。このたび、iPad、Windows、Macおよび HTML5対応ブラウザーに加え、新たにiPhoneとAndroidデバイスにも対応することから、さらに多様なモバイルデバイスに導入できるようにな ります。また、企業のコンテンツ管理システムや、文書分類に基づいたセキュリティポリシーとの連携がさらに強化されました。これによって、ユーザーは、 SAP Mobile Documentsにファイルを保存することで、いつでも、どこからでも、あらゆるモバイルデバイスから社内コンテンツにセキュア にアクセスすることが可能です。また、日本語を含む7つの言語に対応しました。
SAP Mobile App Protection by Mocanaは、ラッピング技術によってモバイルデバイスで利用するアプリケーション内にある企業データを保護するソフトウェアです。このたび、 SAP Mobile App Protection by Mocanaに最適化されたモバイルブラウザーを新たに提供します。これによって、米国連邦 標準規格の暗号モジュールのセキュリティ要件であるFIPS140-2への準拠、アプリケーションごとのVPNの設定機能、コピー/ペースト防止など、最 新のセキュリティポリシーを適用できるセキュアブラウザーが標準で利用可能になりました。