IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役:竹内正人、Tel代表:03-3556-4760)は、国内ブロックレベル・ストレージ仮想化市場の予測を発表しました。これによると、2013年の国内外付型ディスクストレージシステム市場におけるブロックレベル・ストレージ仮想化の容量は238PB(ペタバイト)で前年比58.9%増となる見込みです。ブロックレベル・ストレージ仮想化容量の2012年から2017年までの年間平均成長率は52.8%で、2017年には1,251PBに達すると予測しています。
IDCではブロックレベル・ストレージ仮想化をその実装手法によって、ヘテロジニアス・ブロックレベル仮想化とエンベデッド・ブロックレベル仮想化に区分しています。ヘテロジニアス・ブロックレベル仮想化は、仮想化機能を持った仮想化コントローラー(アプライアンスや外付型ディスクストレージ)を導入することで、ネットワークベース(FC-SAN、iSCSI-SANなど)の複数の外付型ディスクストレージを仮想化する手法です。一方、エンベデッド・ブロックレベル仮想化は、外付型ディスクストレージの筺体に搭載された仮想化機能を利用して単一筺体内での仮想化を実現する手法です。
IDCでは国内ブロックレベル・ストレージ仮想化容量の2012年~2017年の年間平均成長率は52.8%で、2017年には1,251PBに達すると予測しています。IDC Japan ストレージ/サーバー/IPDS/PCsグループディレクターの森山 正秋は「ユーザー企業はストレージ仮想化をハードウェアコストの削減方法と位置付けるだけではなく、運用管理の効率化、災害対策の高度化、低消費電力化、データ移行の容易化、サポートコスト削減など、現在抱えているストレージ管理課題の解決策として活用していくことが重要になる」と分析しています。
<IDC社概要>
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