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IDC Japan、国内ストレージ仮想化市場予測を発表

国内ストレージ仮想化市場予測を発表



 ・2013年のブロックレベル・ストレージ仮想化容量は前年比59%増の238PBに拡大へ
 ・サーバー仮想化やクラウドインフラ構築との連携が進む
 ・ストレージ仮想化はコストダウンだけでなく、多様な課題解決に活用することが重要

 IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役:竹内正人、Tel代表:03-3556-4760)は、国内ブロックレベル・ストレージ仮想化市場の予測を発表しました。これによると、2013年の国内外付型ディスクストレージシステム市場におけるブロックレベル・ストレージ仮想化の容量は238PB(ペタバイト)で前年比58.9%増となる見込みです。ブロックレベル・ストレージ仮想化容量の2012年から2017年までの年間平均成長率は52.8%で、2017年には1,251PBに達すると予測しています。
 IDCではブロックレベル・ストレージ仮想化をその実装手法によって、ヘテロジニアス・ブロックレベル仮想化とエンベデッド・ブロックレベル仮想化に区分しています。ヘテロジニアス・ブロックレベル仮想化は、仮想化機能を持った仮想化コントローラー(アプライアンスや外付型ディスクストレージ)を導入することで、ネットワークベース(FC-SAN、iSCSI-SANなど)の複数の外付型ディスクストレージを仮想化する手法です。一方、エンベデッド・ブロックレベル仮想化は、外付型ディスクストレージの筺体に搭載された仮想化機能を利用して単一筺体内での仮想化を実現する手法です。

 2012年のブロックレベル・ストレージ仮想化の容量は150PBで前年比59.8%増となりました。2013年は238PBで同58.9%増となる見込みです。2012年の仮想化容量に占めるヘテロジニアス・ブロックレベル仮想化とエンベデッド・ブロックレベル仮想化の構成比は、それぞれ25.9%、74.1%でした。

 ブロックレベル・ストレージ仮想化は必ずしも新しい技術ではありませんが、サーバー仮想化に比べると国内での普及は遅れていました。しかし、2010年以降は、国内市場においてもブロックレベル・ストレージ仮想化の導入率が上昇しています。ブロックレベル・ストレージ仮想化の導入が進みはじめた当初は、ストレージインフラのコスト削減と利用率向上、既存資産の有効活用とスモールスタートの実現などが主要な目的でした。これらは現在でも、ブロックレベル・ストレージ仮想化導入の主要な目的であり続けていますが、2013年以降はサーバー仮想化やクラウドインフラの構築と連携して、ブロックレベル・ストレージ仮想化を導入する企業が増えています。これは、サーバー仮想化とストレージ仮想化を連携することで、ITシステム全体の利用率向上や運用管理の効率化などを進めることが求められるようになってきたためです。

 また、ブロックレベル・ストレージ仮想化が成長している他の要因としては、ブロックレベル・ストレージ仮想化で提供されるソリューションの選択肢が広がったことや、サービスプロバイダーでの導入が進んだことが挙げられます。サービスプロバイダーは、自社サービスの競争力強化や安定供給、事業収益の確保などのため、ストレージインフラのコスト削減、可用性向上、利用率向上、運用管理の効率化などに対する要求が一般企業に比べて高く、それらを実現する手段としてストレージ仮想化を重要なテクノロジーの一つと位置付けています。

 IDCでは国内ブロックレベル・ストレージ仮想化容量の2012年~2017年の年間平均成長率は52.8%で、2017年には1,251PBに達すると予測しています。IDC Japan ストレージ/サーバー/IPDS/PCsグループディレクターの森山 正秋は「ユーザー企業はストレージ仮想化をハードウェアコストの削減方法と位置付けるだけではなく、運用管理の効率化、災害対策の高度化、低消費電力化、データ移行の容易化、サポートコスト削減など、現在抱えているストレージ管理課題の解決策として活用していくことが重要になる」と分析しています。

 今回の発表はIDCが発行したレポート「国内ストレージ仮想化市場 2012年の実績と2013年~2017年の予測」(J13430107)にその詳細が報告されています。本レポートでは、国内外付型ディスクストレージシステム市場におけるブロックレベル・ストレージ仮想化の導入状況やユーザーニーズの変化を分析し、普及のための課題について考察しています。また、国内ブロックレベル・ストレージ仮想化市場をヘテロジニアス・ブロックレベル仮想化とエンベデッド・ブロックレベル仮想化に分類し、それぞれの新規仮想化容量の2008年~2012年の実績と2013年~2017年までの予測を提供しています。

 【レポートの詳細についてはIDC Japanへお問い合わせください】


<参考資料>
 国内ブロックレベル・ストレージ仮想化市場 新規仮想化容量の実績と予測:2012年~2017年

 ※添付の関連資料を参照


<IDC社概要>
 International Data Corporation(IDC)は、ITおよび通信分野に関する調査・分析、アドバイザリーサービス、イベントを提供するグローバル企業です。49年にわたり、IDCは、世界中の企業経営者、IT専門家、機関投資家に、テクノロジー導入や経営戦略策定などの意思決定を行う上で不可欠な、客観的な情報やコンサルティングを提供してきました。
 現在、110か国以上を対象として、1,000人を超えるアナリストが、世界規模、地域別、国別での市場動向の調査・分析および市場予測を行っています。
 IDCは世界をリードするテクノロジーメディア(出版)、調査会社、イベントを擁するIDG(インターナショナル・
データ・グループ)の系列会社です。
 *記載されている全ての会社名、製品名は各社の商標、または登録商標です。


■一般の方のお問い合わせ先
 IDC Japan(株)セールス
 Tel:03-3556-4761
 Fax:03-3556-4771
 E-Mail:jp-sales@idcjapan.co.jp
 URL:http://www.idcjapan.co.jp
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