STのグループ・バイス・プレジデント 兼 インダストリアル & パワー・コンバージョン事業部 ジェネラル・マネージャであるMatteo Lo Prestiは、次の様にコメントしています。「STCOMET10は、スマート・グリッドのリアルタイム制御と適応能力、再生可能エネルギーからの分散型発電の統合、および複数の通信規格のサポートといった、スマート・グリッドの先進性を実現する上で重要な役割を果たします。世界的に、今後17億台以上の通信機器がスマート・グリッドに接続するという予測があります。STCOMET10は、これらの通信機器間における相互運用の可能性を大幅に高め、より効率的な電力利用を促進します。」
STCOMET10は、複数のプロトコルを管理するための完全にプログラマブルな専用のPLC信号処理エンジン、最先端のARM(R)Cortex(TM)-M4をベースにしたアプリケーション処理サブシステム(プログラム格納用FlashメモリとRAMを内蔵)、高精度の3チャネル電力計測用アナログ・デジタル・フロントエンド、セキュリティ・エンジンを搭載しています。特に、同製品は、METERS AND MORE(R)、G3-PLC(R)、IEEE 1901.2、PRIME(R)などの重要なPLCプロトコルに対応しています。また、その柔軟性と広範なプロトコル対応により、世界規模の展開と、将来策定される新プロトコル対応に向けた遠隔操作による再設定が可能となり、事業者の長期運営コストが最小限に抑えられます。