SAP Sybase SQL Anywhereは、拠点サーバーで稼働するデータベースとして支社や支店などの業務トランザクションを可能にするだけでなく、データベースのアプリケーション埋め込み、SaaS、遠隔地のコンピューター機器での利用など、データベースが重要となるアプリケーションの短期間の開発と配備を実現するデータベースです。また、高速で自律的なデータ管理テクノロジーと、企業で使われている様々なアプリケーションとのデータ同期テクノロジーにより、「モノのインターネット(Internet of Things)」からSAP(R) Real-Time Data Platformへのデータ収集と集約を可能にします。
SAP Sybase SQL Anywhereは、従来の企業のデータセンターで稼働するアプリケーションと同等の信頼性、セキュリティ、可用性をサーバーだけでなく、デスクトップ、ノートPC、埋め込み、遠隔地のコンピューター機器などのアプリケーションでも確保できるよう設計されており、ネットワークやサーバーの障害に左右されない業務システムを実現します。また、何百GBものデータ、何千ものユーザー数に対応する処理能力をもち、標準的な技術で開発ができるため、システムインテグレーターやISVに幅広い用途で採用されています。日本でも15年以上の実績があり、管理をほとんど必要としないデータベースとして、特にPOSシステムや、代理店システム、パッケージソフトなどIT管理者の置けない環境に多く利用されています。
CleanPoint共同マネージングディレクターのブルース・ジョハンソン(Bruce Johansson)氏は、次のように述べています。「CleanPointは、このソリューションを構築するにあたり、スマートグリッドから生成される膨大な量のデータを、スピードと、セキュリティ、統合性をもって分析、処理するためには、ビッグデータ対応の高速ソリューションが唯一のソリューションであると認識していました。幅広く検討を行った結果、電力消費状況をリアルタイムで監視し、使用量を調整するという当社のお客様の要望にお応えするには、 SAP Sybase SQL Anywhere 16が、CleanPointが最も高く評価した「Big Data solution for utilities」、つまり SAP HANAと、他のどのソリューションとも比較にならないほどの統合性を持つことが明らかになりました。
SAP Sybase SQL Anywhere 16とSAP HANAはまた、発生が避けられないネットワーク障害にも容易に対応できます。各システムは再接続と同期をシームレスに行い、データの損失は発生せず、統合性は妥協なく維持され、電力グリッドの効率を改善します。そして、電力使用料の請求書の価値を改善することで、消費者に思わぬ幸運を提供できます」